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【UFN149】中村K太郎出場のロシア大会。ロクサン✖シェフチェンコ姉、フィジエフ初陣に要注目!!

Shevchenko vs 63【写真】ロクサンとアントニーナの対戦は非常に楽しみ。ロクサンという粘りの権化に対し、アントニーナの経験値は不足している。それを上回る打撃力があるのか (C)INVICT FC & POHENIX FC

20日(土・現地時間)、ロシアはサンクトペテルブルクのスポルチ・コンプレクス・ユビリニUFN on ESPN+07:UFN149で「Overeem vs Oleinik」が開催される。日本から中村K太郎が出場する同大会では、男女キルギス人ファイターに注目したい。


(C)ROAD FC

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MMAは盛んに行われているが、まだまだ情報が届きにくいカザフスタンと並ぶ──中央アジアのMMA激戦区キルギスから、ラファエル・フィジエフがオープニングファイトでマゴメド・グスタエフと対戦する。

アマムエタイで200戦以上のキャリアを誇り、2009年のIFMAアマムエタイ銀メダリストのフィジエフ。プロなってから40勝4敗で29KO勝ちを誇るストライカーは、2015年からMMAに挑戦し始め、薄いグローブで拳の負傷を繰り返しながらもこれまで6勝0敗、うち5試合でKO勝ち、1試合はRNCで一本勝ちとパーフェクト・レコードを残している。

フィジエフはコンテンダーシリーズ出場が決まっていたが、欠場となり昨年12月にTitan FCカザフスタン大会を経てUFCデビューに至った。日本でもROAD FCの2試合、キム・スンヨンとモンゴルのKOアーチスト=ムングトスズ・ナンディンエルデンを右アッパーで沈めた試合で、彼のことを記憶に留めているファンもいるかもしれない。

ボディを効かせて、アッパー。ハイを入れてアッパー、とにかくフィジエフの中間距離以内の打撃の強さはアジアでは抜きんでている。さらにタイタンFCではボクサーのナルザン・タツカエフを相手にキャリア初の2Rを経験しつつ、左ミドルで試合を終わらせており天性のフィニッシャーといえる。テイクダウンディフェンスも首相撲との連携で、強みを見せるフィジエフがUFCという世界最高峰でどのような凄みを見せることができるのか。あるいはフィジエフであってもその他大勢の1人となるのか、興味深いところだ。

フィジエフと同じようにキルギス人で、タイのタイガー・ムエタイ所属のアントニーナ・シェフチェンコ──UFC世界女子フライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコの実姉がロシアでオクタゴン2戦目をロクサン・モダフェリと戦う。

アントニーナはアマムエタイで世界の頂点に立ち、プロでもWMCムエタイ女子スーパーライト級王者、Phoenix FCでもムエタイでチャンピオンになっている。昨夏のコンテンダーシリーズ出場を経てUFCとの契約を結び、初の姉妹同時参戦UFCファイターの誕生に。12月の初陣では体重オーバーのアジア最強女子=キム・ジヨンに快勝している。

アントニーナは、そのムエタイの強さでMMAでも7連勝中と結果を残しており、ロクサンを相手にこれまでのような圧倒的な強さを見せることができれば、UFCでも既にトップのなかのトップにあるといえる。対してロクサンの最大の武器は今も寝技であることは間違いない。ただし、世界規模で寝技の防御とテイクダウンディフェンス能力が上がるなか、ロクサンは苦手だった打撃を克服。自らのリズム、ソリッドかつ理詰めの回転系のパンチを駆使して、打撃戦でも真っ向勝負できるようになった。

まだ得意&不得手が男子よりも目立つ女子MMAにあって、アントニーナの組み&寝技がどの程度のレベルにあるのか。ロクサンのグラップリングを嫌がり、打撃に綻びが生じるようであれば、努力のウェルラウンダーに勢いを無力化されることもありえる。何よりロクサンとしても女子フライ級トップ戦線に踏み止まり、ベルトを再度狙うためにこの試合は落とせない。加えていえば、王者の姉を仕留めることは大きなセールスポイントとなり、彼女にとっても勝負の一番だ。

■UFN149対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
アリスター・オーフレイム(オランダ)
アレクセイ・オレイニク(ロシア)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マカチェフ(ロシア)
アルマン・ツァルキャン(アルメニア)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・パブロビッチ(ロシア)
マルセーロ・ゴルム(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
デビン・クラーク(米国)
イワン・シュティルコフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ(キルギス)
ロクサン・モダフェリ(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
アレン・アメドフスキー(マケドニア)

<フェザー級/5分3R>
マフサル・エヴォエフ(ロシア)
チェ・スンウ(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
スルタン・アリエフ(ロシア)
中村K太郎(日本)

<ライト級/5分3R>
アレクサンドル・ヤコブレフ(ロシア)
アレックス・ダ・シウバ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
シャミル・アブドゥラヒモフ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ガジムラッド・アンディグロフ(ロシア)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ライト級/5分3R>
マゴメド・グスタエフ(ロシア)
ラファエル・フィジエフ(キルギス)

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