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【UFC→??】UFCリリース、石原夜叉坊─01─「UFCは見る目ないっ!! プランB、第2章は──リベンジです」

Yasya【写真】勢いは相当なものだった夜叉坊。とにかく、今後の彼自身の行動こそが、自身の価値観を実践することになるのは確かだ (C)MMAPLANET

2月10日のUFC234で、カン・ギョンホのRNCで敗れた石原夜叉坊が、今月14日にSNSでUFCからリリースされたことを発表した。

2015年のRoad to UFC JAPANが際立ったキャラを発揮し、三男坊キャラで愛された夜叉坊だが、ついに世界最高峰から離れることとなった。ただし、そんな彼を日本の格闘技界が放っておくわけがない。そして、いくらでも再生方法があるなかで夜叉坊自身は強いUFCへの拘りを持ち続けていることが分かった。


──UFCから正式にリリースの連絡があったということをSNSで発表していました。

「アハハハハ。見る目ないんですよ。UFCは見る目がないっ!!」

──……。でも、夜叉坊選手は先日の一本負けで3連敗、通算戦績も9戦して3勝5敗1分ですが……。

「いや、大分待ってもらいましよ、UFCには。僕がここまで来るには大分待ってもらいました。でも一歩足りんかった。遅かったです。それでも、最後にあの試合ができたというのは自信がついたし、これからの自分が楽しみになる一戦やったから、ここで辞めるわけないやん──みたいな」

──4分足らずで一本負けをしたのですが、試合内容に満足しているということですか。

「あれは僕と川原波輝の2人で作戦を立てて、1Rはかなり細かいプランを秒数単位で作っていたんです。で、そこをはめてから2Rは(中村)優作さんが見ているから、そこからは組み立てれば良いし。1Rは自分らでどこまでできるか、やってみようと。

で、1カ月間打ち込みをして……相手はパンチが効いた時って、頭を外側にしてテイクダウンを狙ってくるんですよ。そこにギロチンを合わせて、がぶってフィニッシュ。このゲームプランが1分でガツっと来てたでしょ?」

──ハイ。ダウンまでは奪っていました。

「ガッチリとハマって、僕も殴った瞬間に『来たぁ』と思って。やけど、久しぶりに打ち抜いて──自信に溢れてもうてて、それで立たせてもうたんです。1分やし、倒せるって」

──綿密に立てたゲームプランがハマったから、自ら崩した?

「皆が見たいのは絶対にソコやと思って」

──……。

「アハハ、(立ち上がって)もうねΨ%ΓΘΦ♬〒Λ(意味不明の言葉に)」

──何を言っているんですか? 聞き取れないですよ(笑)。とにかく座ってください。

「あぁ、スミマセン。で、立ったらヒザを食らってそこで飛んで、わけがわからなくなって。結果、プランを遂行した向こうの方が強かった」

──最後は記憶がなかったということですか。

「いえ、気が付いたらケージ際にいて。カン・ギョンホが思いっきり来ていて。『コイツ、打ち合おうとしてるやん』っていくしかないという感じでした」

──凄く勢いはあるのですが、実際のところどうなのですか。

「全然、大丈夫ですよ。試合後から、俺をリリースしたら……俺、どこででも人気が出るでって。ホンマに思っているから。だから、リリースの連絡がくるまでリリースされると思っていなかったし。でもリリースされてしまったので、その時は頭が真っ白になって、『やっべぇ』みたいな。これが現実かって。

だからUFCに残れるというプランAではなくて、ここから3連勝したらUFCは再契約するからってショーン(シェルビー)が言ってくれているので、プランBでいきます」

──3連勝してUFCへ戻る。それがプランBですか。

「ハイ。ショーンは『もう1回、見たい』ってメールをくれて。どこと契約しても3連勝したら良いんか。それで構わんかって聞いたら、『エェよ』って返答してもらって」

──そしてUFC復帰を目指すプランBが発動するわけですね。

「そうっスね。第2章、リベンジの始まりです」

──ではその3連勝をするために、次の戦場というのはもう頭に浮かんでいるのでしょうか。

「とにかくUFCをリリースされたって発信したら、RIZINとONEがすぐに連絡をくれたので。今はそこから考えています。昨日(※取材は24日の修斗ニューピア大会で行った)、RIZINの人とも会ったんですよ。

僕はUFCにリベンジしたい。TVに出て、メディアで注目を集めて、そうやって人をひきつけ、皆に送り出してもらう。そうやってUFCに戻るのが一番良い形かなって」

──う~ん、あまりにも虫が良い話です。

「でも、UFCへのリベンジが終わったらRIZINに戻って盛り上げたいって。そんな感じで伝えました。一緒にRIZINを大きくしてほしいと言ってくれましたけど、UFCにリベンジしたいというのは本心なので」

──そこまでUFCにこだわるのが意外でした。

「そうですか。ONEの人にも同じことを伝えます。一番、自分がメチャクチャさせてもらえるところでやりたいですって。ONEはリリースされたって言ってから、5分後ぐらいに連絡くれましたから。で『僕もテレパシーを送っていたんです』って(笑)。

でもHEATで石井慧選手がえぇ金もらえたって聞いて……。それは話が違ってくると(笑)。面白い選手を呼んでいるし、HEATで僕のために選手を呼んでもらうとか、できないかとも思っています」

──本当にポジティブです。

「なんかストラッサー選手がBellatorって、あれはヤバいじゃないですか。ああいう人と違うのって。『起一、やるなぁ』って」

──……。

「あれはスゲェ、デカいです。これはグッジョブ、かましていますよ!! それと水垣さん、もう鉄人。ノリピーと水垣さんって似ていますよね。あの2人は……似てます。ノリピーのパンクラスの試合も会場で見て、ケージの中で頭下げるのを確認して大阪に戻ってきたんです。ノリピー、もっとできるのにって思いながら帰ってきました」

<この項、続く

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