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【UFC→??】UFCリリース、石原夜叉坊─02─「こうなったのは、しんどいことをやっていなかったから」

Yasha【写真】さぁ、どうするライオンの子?!(C)MMAPLANET

3月14日にSNSでUFCからリリースされたことを発表した石原夜叉坊インタビュー後編。

RIZIN、ONE、HEATという選択肢まで飛び出した夜叉坊は3連勝してオクタゴンに戻るという断言している。そして威勢の良い言葉がどんどん出てくる。人生を謳歌しているようにも見える──が、その内面は自らの置かれた状況に忸怩たる思いでいることは容易に伝わってきた。

だからこそ一人になっても、MMAファイターとして進むべき道を石原夜叉坊は嗅ぎ分けるしかない。

<石原夜叉坊インタビューPart.01はコチラから>


──フィニッシュできないことに焦りを感じていましたね。

「ファイトって人格が出ますから。ノリピーも周囲の声に耳を傾けたりすることが必要になってきて。次のステップに向かう時が来ているんやと思います。あの真っすぐさがノリピーなんですが、他にもフォーカス当てて磨いていかなアカンかと。

ノリピーにはUFCにリベンジかましてほしい。んで、俺はやっぱりノリピーの近くで練習したいんですよね」

──田中選手はチーム・アルファメール・ジャパンは今はそれぞれの道を歩くべきだと話しています。

「ノリピーは僕に一番必要な部分を持っていて、ノリピーに必要なところが見えているのは自分やと思っているんで。僕らももう年なんで、その辺のことを考えていかないと」

──中村優作選手は「あの2人の間にいるのではなく、自分のことを考えていきたい」とも言っていました。

「それでも優作さんは他人のことを考えてしまうんですよ(笑)……あの人は。でもねぇ、こないだはノリピーには声を掛けずに大阪に戻ったんですけど、もっとできたはずです。あんなん、絞めないと」

──『お前が言うな』と田中選手が言いそうです。

「アハハハハ」

──田中選手には田中選手の生き方があり、夜叉坊選手には夜叉坊選手のライフスタイルがある。MMAということになると田中選手はUFCを目指すのが当たり前で、一方では夜叉坊選手はRIZIN向きだと思っていました。そういう声も多いかと。

「もうRIZINでキャリアを終えて良いって思えるんやったら、RIZINでも良いやろうし。RIZINで思いっきり咲きまくったらエェし。何も考えんでえぇぐらい暴れたったら良いし。そう言われたら確かにそうですよね。それは言えるんやろうけど……」

──今はUFCに戻りたいと。

「だって誰でも倒せるし、こんなにできる日本人いないッスよ。自分の強いところが分かっている日本人は少ないです。俺は勝負するところを知っている」

──……もうそれは結果を残してもらえないと、説得力はないかと。

「だから、僕はそこに気付いているんですよ。だからこんなに悔しくて。そこに気付いているから、悔しいんですよ。こんなところまで見えているのに……、もう1回しんどいことせなアカン。そこでちゃんと自信をつけて戦わないと」

──練習環境としては、また米国に戻るということも考えているとか。

「とりあえず、どこで戦うかを決めて。そこのスケジュールを見せてもらい、自分がベストで戦えるところを逆算して……米国に戻って戦うか、東京に家借りてしっかりとやるのか。ブラジルに行ってもエェって思っています」

──ブラジル?!

「UFCに縛られていたから、大きい動きができへんかっただけで。今は別に動けるし。ポルトガル語は喋れるようになっても良いかなって(笑)」

──申し訳ないですが、完全にボニータ目当てとか思えないです(笑)。

「アハハハハハハ。いやいやいや、僕がポルトガル語を喋れたらエゲツナイことになると思いますよ」

──MMAを舐めていません?

「いやぁ(笑)、一応ノリピーと戦ったヒカルド・ラモスと連絡を取り合っていて。一緒にアルファメールで練習したこともあって、結構仲が良いんですよ。それでブラジルでの練習を誘ってくれて、面白いかなって。インスタグラムのストーリーを見ていても良い練習をしているんです。体形も似ているし、盗めるもんあるんちゃうかなって。

めっちゃ面白いんですよ、動きが柔らかくて……教えてくれる技も癖があって。だから、そういうことも考えたり、楽しい未来が待っているんで。あのう……ホンマに大丈夫です」

──楽しい未来は、いつごろから始まる予定ですか。

「夏か夏過ぎには……」

──そのタイミングで戦うには、ゆっくりできないですね。

「ハイ、マネージャーも探さないといけないし、やばいスっよ。遊んでる場合じゃない。飲んでる場合じゃないですよ、昨日も朝の10時半まで飲んでいたし」

──……、もう話している内容が滅茶苦茶ですよ(笑)。

「良いでしょ(笑)?」

──とにかく、結果を残す必要があることに何も違いはありません。

「ワクワクしないですか?(※自身の左の拳を誇示し)コレが飛び出したら、ヤバないですか。しかも、見ました?」

──何をですか!

「いや、俺の左ですよ。もう侍、侍の居合ですよ、アレは」

──……。石原選手、最後に少し良いですか?

「ハイ。何ですか?」

──ヒザをもらって、気が付いたら距離を詰められていたと言われていましたが、記憶が飛んだ時こそ、日ごろ何をやってきたのか──選手の真価が問われる瞬間だと思います。記憶が飛んでも、組んで倒した選手、記憶が飛んでもカウンターを当てた選手は大げさでなく、いくらでもいます。

「だから、しんどいことをしないとアカンってことですよね。俺にはソコが必要やって……。あそこでそのまま負けたのは、僕はそこまで自分を追い込んでいなかったんやって思っています。ロード・トゥー・UFC JAPANの時にはノリピーとやっていたしんどいことがあって、自分に自信が持てたし、口にもできていた。

それと……ロード・トゥー・UFC JAPANのあと、UFCと契約できていなかったら自分のことをこんなに深くまで追っていなかったと思うし。やっぱり世界を見て、冒険しようと思えて。そういう意味ではUFCが僕を育ててくれました」

──ここからだと思います。夜叉坊選手の真価が問われるのは。

「だからこそ、今、またアレをもう1回やらないと、次のプレッシャーに勝てない。やりたいことをやるために、ちょっともうパーティーは控えないといけないですね」

──夜叉坊選手がUFCを再度目指すために、どこで戦おうが、そこだけはぜひとも実行してほしいです。

「もうね、後悔したくないので。今、こうなったのは……あの時にしんどいことをやっていなかったから。しんどいことをやっていたら、結果は変わっていたかもしれない。次はそこをやりこんで、全てを用意して戦います」

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