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【DEEP JEWELS23】浅倉カンナと対戦、アトム級王者・前澤智─02─「ドロドロしていますね」

Tomo Maesawa【写真】2017年10月以来のケージでの試合。師・金原の知識と経験をアドバンテージにするのも前澤次第だ (C)KAORI SUGAWARA

9日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP JEWELS23で浅倉カンナと対戦する前澤智インタビュー後編。

表舞台で輝く浅倉に対し、妬み・嫉みがあることを明らかにし、その感情も力にする前澤の心境とは。そして師・金原正徳の前澤評もお届けしたい。

<前澤智インタビューPart.01はコチラから>


──前澤選手自身も以前と比較すると、自信をもって試合に臨めるようになったということはありませんか。

「東京に出てきた意味が……練習は嘘をつかないということをあの試合に出せたかと思います。練習で辛い思いをしていているからといって成果が表れる世界ではないのですが、あの時はなんでもできる気がしました」

──金原選手はもともと強かったと言っていましたが……。

「いえいえいえ(笑)。青森時代は情報も少なく、練習相手もいなくて閉鎖的にならざるをえなかったです。だから根性論でやるしかないという感じで。それが東京に出てきて代表の指導を受け、自分自身も変わらないと強くなれない……ジムの中で一番でも外に出てボコボコにされることになれないといけないと思うようになりましたね。

パク・ジョンウン選手との試合前はMe, WeやHEARTSで出稽古をさせてもらったんです。以前はどこにいても一番でいたくて、スパーリングでも負けたくないから自分の得意パターンを続けるだけだったんです。それが負けても良いから、教わったことを試す。ダメならまたジムに持ち帰って、そしてまた試すようになったんです」

──HEARTSの女子練ということは?

「ハイ、黒部さんともやらせていただいていました。パク・ジョンウン選手に勝って黒部さんに挑戦することになってしまったのですが……。さすがに黒部さんと試合をする前は、ケジメをつけてHEARTSへの出稽古は控えるようにして、個別で女子選手に声を掛けて練習相手をしてもらったりもしました。

あの時はジェット・イズミさんとかに来てもらい、カンナちゃんとも2、3回ほど練習したこともあります(笑)。そして、今はまた黒部さんとも練習させてもらっているんです。本当にありがたいです」

──それでも『次は浅倉カンナしかいない』となれるのですねぇ。凄いです。

「そうっスねぇ(苦笑)。勝つことしか考えていないです」

──今回の試合はケージです。そして金原選手というのはケージMMAの第一人者です。

「代表の経験、知識をもとに指導してもらえる環境は最高です。私が去年、結果を残せたのは私が成長したとかではなく、代表が立ててくれた作戦のおかげです。心技体以外の部分も含め、金原代表は指導してくれます。次の試合に当てはめると、それがケージという外的要因です。その準備はしっかりとしています!!」

──浅倉選手は一般層を相手に女子MMAをリードしてきた存在です。そこに対して、前澤選手が歩んできた格闘家人生をぶつけたい……意地のようなものはありますか。

「う~ん、意地というようなドロドロしたものはないです。長くやってきたから勝てるなんて思っていないですし……うまく言えないですけど……、彼女より目立つことができれば人生楽しいだろうなって。って、ドロドロしていますね、スイマセン。ドロドロしていました(笑)」

──アハハハハ。

「妬み嫉みでしかないですね(笑)。ただ私の方が長くやっているからとか、そういうことは本当にないです。単に格闘家として目の前にいるので……ただ勝ちたい。格闘技って自分の強さを証明する世界だと思うので、勝って発言力を得る。説得力を増して、RIZINに出たいとか色々とある目標……ステージを目指す発言をしたいです」

Kanehara & Maesawa

■金原正徳の前澤智評

「頑張っていますよ! ウチに来る前から強かったですが、MMAを教えるようになってから少しずつ型になってきた気がします。青森から上京して3年経ち、本人も成長しておることを実感できていると思います。今回はケージ、私の得意分野なので、そこは徹底して指導してきました。勝負所も含めて。全然いける。自信あります」

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