【UFN144】ホジェリオ・ボントリンが、マゴメド・ビブラトフに競り勝ちスプリット判定勝利
<127ポンド契約/5分3R>
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
マゴメド・ビブラトフ(ロシア)
一昨年10月に田中路教に敗れ、昨年8月にコンテンダーシリーズ・ブラジルでの勝利でUFC入りを決めたボントリン。前に出て蹴りを放つビブラトフにボントリンはフックを合わせようとする。スイッチし左ミドルを放ったビブラトフに組んだボントリンは、大外刈りで投げられる。すかさずボントリンはオモプラッタに入るが、腕を抜いたビブラトフがスタンドに戻る。ワンツーを入れたボントリンは、続くミドルをキャッチされて背負い投げのようにテイクダウンを取られる。
そのままスイープしマウント、体を反転させたビブラトフからバックマウントを奪ったボントリンは後方からパンチを入れ、ブリッジで逃げようとしたビブラトフの喉下に左腕を差し入れる。右手首を掴んでエスケープを放ったビブラトフは、タイトに絞められそうになりながら、上を向いてガードを取り直す。さらに後方回転でスクランブルに持ち込んだビブラトフが、右ボディから左ミドルを決める。さらにボディフック、ヒザをボディに突き刺したビブラトフが、ボントリンのシングルを切ったところで初回が終わった。
2R、ワンツーに続きスピニングバックキックを繰り出したビブラトフが組んで差し上げテイクダウンを狙う。離れて右オーバーハンドを見せて組み付いたビブラトフがケージにボントリンを押し込む。ショーツ掴みで注意されたビブラトフは掛け蹴り、ボディアッパー、さらにサイドキックをボディに入れる。打撃で劣勢のボントリンだが、左オーバーハンドを当てる場面も。
残り90秒になりダブルレッグを決めたビブラトフがパンチを落とし、ヒジを打ちつける。腰を切って十字を仕掛けつつ、スペースができるとシングルを仕掛けてスタンドに戻ったボントリンは、直後に掛け蹴りを顔面に食う。ビブラトフはフックもヒットさせ、最後に後ろ回し蹴りで締めてラウンドを取った。
最終回、左ミドルをまず入れたビブラトフが、ワンツーから左フックを当てる。回転系やサイド系の蹴りを多用され入れないボントリンは、テンカオを被弾した直後にワンツーをヒットさせる。さらに左を打っていくボントリンだったが、ビブラトフの右ハイに行く手を阻まれ、左ジャブ&スピニングバックキックでボディを蹴られる。ボントリンは腹攻めで踏み込めなくなり、ビブラトフが蹴りか組んでいく。これは体を入れ替え離れたボントリンは、腹攻めからの差し上げテイクダウンをウィザートで耐え、ビブラトフを前方に崩すとバックに回り込む。さらにワンフックで背中に乗り寝技に持ち込んだボントリンは、残り10秒でRNCに入ったが、ビブラトフはそのままタイムアップを迎えた。
結果、ジャッジは割れスプリットでボントリンがUFCデビュー戦で判定勝ちを手にした。