【RIZIN LANDMARK06】スクランブルwith蹴り上げ&踏みつけ。ボントリンが村元友太郎を圧倒、完勝
【写真】相手に動くスペースを与えて蹴る。ボントリンがRIZINルール流のスクランブルで主導権を握った(C)RIZIN FF
<フライ級/5分3R>
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)
Def.3-0
村元友太郎(日本)
すぐに飛びこんだ村元、ここからは間合いを測るなかでボントリンが右カーフを蹴る。そのカーフにワンツーを合わせていった村元は、ワンツーを回ってかわして左ハイを狙う。そこにパンチを当てたボントリン、村元もステップインにパンチを合わせようとする。シングルレッグを切った村元は、圧に負けないで戦っていたが、左をダブルで当てられた直後に両足がそれってしまいテイクダウンを奪われる。
立ってパウンド、サッカーボールキックのボントリン、そのタイミングで立ち上がった村元だがギロチンに合わされる。ここからスクランブルに持ち込んだ村元だが、ボントリンはギアを上げたかのように圧を掛け、パンチ&組んで後方からヒザ蹴りを顔面に突き刺す。ここから組まれてバックを許し、倒されないように耐える村元は、足を払われてもスタンドをキープしたものの劣勢のまま時間を迎えた。
2R、左から右を見せるボントリンに対し、村元は左フック&右を伸ばす。圧を捌き合い切れない村元は、右ストレートにダブルを合わせるがボントリンが切って首相撲からヒザをボディに連続で突き刺す。首相撲のまま後方にバランスを崩したボントリンは、すぐに立ち上がってスクランブル。こうなると譲らない村元が距離を取り直すが、左目の周囲をカットしている。
パンチの圧を掛けたボントリンは、テイクダウンを低い姿勢で仕掛ける。ダメージか疲れか動きが落ちた村元は、パンチの連打を被弾し。組み付き際に下になり、踏みつけを受けそうになる。ついにバタフライガードで背中をベタっとマットにつけた村元は左のパウンドで立ち上がろうとした刹那、顔面を蹴られそうになる。RIZIN的ダーティーキックボクシングに長けたボントリンが、ケージに村元を押し込んで時間を迎えた。
最終回、村元は左ジャブを伸ばすが、ボントリンがジリジリと前に出る。飛び込んで右をヒットさせた村元。ボントリンはひるまず、左を振るって前に出る。村元は再び右を当てたらが、左の連打にパンチを受けてサークリングと厳しい状態から脱せない。村元は右を伸ばすが、ボントリンは組んでバックへ。足を払い、前に崩していくボントリンがふくらはぎを後ろから蹴っていく。
頭をケージにつけた状態の村元は、足をかばうと顔面にヒザを当てられかける。ボントリンは左足をフックし、外しても後方に引きずり、スイッチに背中について両足をフックする。ワンフックに切り替えたボントリン、腹ばい――腰を上げた村元が右足を払ってボントリンを前方に落とす。すぐさま右ミドルを蹴り、右にヒザ蹴りを合わせようとしたボントリンが組みに移行して時間となった。結果は3-0でボントリン、村元は天を仰いで勝者と握手をした。