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【Grachan37xGladiator008】グラチャン岩崎代表×グラジエイター櫻井代表─01─「可能性を見いだす」

Sakurai vs Iwasaki【写真】櫻井代表が岩崎代表をおんぶしているわけではない。岩崎代表が櫻井代表にRNCを掛けている図──仲良しかッ!!(笑)(C)MMAPLANET

2日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催されるGrachan37 xGladiator008。

対抗戦、合同興行というこれまでのMMA業界の慣わしとは一線を画した交流大会──という位置づけも……正直今一つピンとこない。何がこれまでの合同興行と違うのか。そして新設されたGRAND王座の意味とは。グラチャン岩崎ヒロユキ代表、グラジエイター櫻井裕一郎代表──両者に話を訊いた。


──今回のグラチャンとグラジエイターの合同興行は、グラチャンが過去にブレイブ・ファイト、ブルドッグ・ジム、マッハ祭り、WARDOGと合同興行を行ってきた岩崎代表にとってどこが違うのでしょうか。

岩崎 「なぜ合同興行をやるの?」、「金がないから?」とか言う人もいるのですが、個々でやっていることにシンクロが生まれて来るからなんです。ブルドッグ・ジムとやった時、今やK-1王者の武井由樹君が出てくれたり、あり得ない構図ができていたんです。

そういう意味で櫻井さんは関西で頑張っていて、東京でやりたいという相談があったので、ならやりましょうと。これをやることでそれぞれが何をやってきたのか、分かってもらえるきっかけになる。手を結んで、マーケットを創りましょうということなんです。関東と関西でバランスをとっていることが、これまでと違う点ですね。

──対抗戦という形ではないのですね。

岩崎 僕はね、対抗戦って嫌いなんですよ。

──いや櫻井代表がグラジエイターで、デモリッションとやってきたことじゃないですか(笑)。

岩崎 あぁぁ……(笑)。でも選手は個々、団体はフィールドですから。そこで団体の上下関係とかでなく、選手の強弱だと思っています。だから対抗戦ではなく、交流戦という形でグラジエイター提供で3試合をラインナップに加えさせてもらっています。

櫻井 対抗戦に関しては、やはり関東と関西ではMMAで巡る状況が違うかと思います。ジムの数、選手の数、興行の数、選手のレベルも関西と関東では違うと思っています。

そういうなかで対抗戦という形式で大会を開けば、盛り上がる可能性があるので行った次第です。そして、その対抗戦から新しい形が生まれて来る。対して、関東では岩崎代表から横のつながりが大切なので、手を携えて視野を広げていきましょうと言って頂き、今回の交流戦が実現しました。

岩崎 NavE選手やMIKE選手が、グラジエイターのチャンピオンになってそれぞれが地元の新聞に掲載されている。それが地方の強味。櫻井さんはしっかりとブランディングができます。東京でMMAのチャンピオンになっても、新聞に載らないですから。その東京でやっているグラチャンと、関西でやっているグラジエイターが交流することで、異文化交流のように何かが生まれるし、それがブランディングになる。

櫻井 注目を集めること。そのためにも、これまで通りでは変わらないという考えは自分も常に持って来ました。MMAという競技に、もっと世間に目を向けてもらいたいので。MMAで食っていけない選手が、本職を持っていて数少ない試合機会をまた棒に振ることもある。

それでは競技人口も増えないというのは、ジムを経営していても感じるところです。だからと言って、ネガティブな方向ばかりに考えるのではなくて、この競技が好きなファンもこの競技にずっと携わって来られた関係者の方もいてるので、どこかに可能性を見いだしてやっていきたいです。

岩崎 可能性はありますよ。東京はたくさんあり過ぎて、会場から足が遠のくけど。関西はチャンスあります。一般もそうですし、核ですら構築されていないからこそ、MMAはチャンスがあるんです。日本の国に借金があるのではなく、に政府に借金があるようにMMAには借金がないのに、MMA界にはある。ならば一度、崩壊させるしかないのかもしれない。一度、フラットになる必要があるんです。

ただ、今を頑張っている人がいるのにそれは暴論になってしまいます。だからこそ、将来を考えて今のMMAをプロモートする必要があると僕は思っています。今、日本のMMAプロモーションは全てが活動停止する可能性がある。そんな日本のMMA界で最もスキームを確立しているのは、アマチュア修斗だと思います。そして、その先にあるプロMMAのスキームを作り出していかなければならないです。

──GRAND王座の創設は、そこに通じているのでしょうか。

岩崎 グラチャンとグラジエイターは来年もまた一緒にやることは決まっています。その一緒にやる時以外に、それぞれのフィールドを充実させていく。そこからグランドに持っていきたいですね。ウェルター級から上の階級は競技人口も少ないので、そこはマーケットを抑えやすい。だから軽量級より重量級の王座を創っていきたいと思います。

櫻井 グラジエイターにはウェルター級王座があるなかで、チャンピオンのレッツ豪太選手にグランドの王座決定戦に出場してもらう。これは他団体との試合で王座を設けるという一歩なんです。

──グランド王座に関しては、これがグラチャンとグラジエイターだけの話であれば、タイトルが一つ増えただけになってしまいます。

櫻井 もちろん、他の階級でも王座を認定していきますし、──グラチャンとグラジエイターで創り始めたことですが、他のイベントからも注目してもらいたいという気持ちでいます。グランドのベルトが、海外のイベントと契約するための武器になるような王座にしたいですね。

岩崎 そのベルトが、どのイベントでも防衛戦を行うことができる。そこが理想ですよね。ベルトを持っていれば、どこでも戦える。そこを賛同してくれるプロモーションが出てきてほしいです。誰が決めたか分からない、業界に存在する暗黙の了解のようなモノを切り崩していきたいと思っています。

<この項、続く>

■Grachan37 xGladiator008対戦カード

<63キロ契約/5分3R>
昇侍(日本)
中村謙作(日本)

<GRANDウェルター級王座決定戦/5分3R>
レッツ豪太(日本)
ルクク・ダリ(コンゴ)

<フェザー級/5分2R>
MIKE(日本)
古根川充(日本)

<ウェルター級/5分2R>
長岡弘樹(日本)
竹川光一郎(日本)

<フライ級/5分2R>
山本聖悟(日本)
ねこ☆佐々木(日本)

<バンタム級/5分2R>
上嶋佑紀(日本)
大村知也(日本)

<フェザー級/5分2R>
崎山勲(日本)
拓MAX(日本)

<女子アトム級/5分2R>
沙弥子(日本)
パンナコッタみのり(日本)

<ライト級/5分2R>
鈴木一史(日本)
中西聡(日本)

<ライトフライ級/5分2R>
草信孝謙(日本)
大翔(日本)

<バンタム級/5分2R>
廣川懸三(日本)
松本尚大(日本)

<女子バンタム/5分2R>
AYA(日本)
イ・ヨロク(韓国)

<キック60キロ契約/5分2R>
山口恒幸(日本)
大澤匡弘(日本)

<グラップリング/4分2R>
杉内由紀(日本)
森倖椋(日本)

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