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【UFN141】敵地・北京でイェン・シャオナンと対戦、近藤朱里─01─「勝つしかないです」

Syuri【写真】 北京に渡る前日、新宿の雑踏で。どのような場所の撮影でも、ビシッと決めてくれるのが朱里だ(C) MMAPLANET

24日(土・現地時間)に中国・北京のキャデラック・アリーナでUFC Fight Night141「Blaydes vs N’Gannou2」が開催され、日本から近藤朱里が出場する。

5月のチリ大会におけるポリアナ・ボテーリョ戦でMMA7戦目、そしてUFC2戦目の初黒星を喫した朱里が半年振りにオクタゴンに向かう。対戦相手は散打ベースで、中国国内のムエタイ王者でもあったイェン・シャオナンだ。

日本人ファイターにとって、もっともアウェイ感のある中国での戦いも朱里にとっては「有難い」の一言に尽きる。あの日の経験があったからこそ、そう思える朱里にとって落とすことのできない一戦について尋ねた。


──今週の土曜日に北京でイェン・シャオナンと対戦する朱里選手です。出発はいつになりますか。

「明日(※取材は11月19日に行われた)ですね。ここまで良い感じで来ているので、このままコンディションを整えて試合に臨みたいと思っています」

──北京、チリのサンチアゴと比べると非常に気持ちも楽かと思います。

「本当にそうです(笑)。4時間の直行便なので、それはもう嬉し過ぎます。遠くないというのは、有難すぎます」

──チリを経験したから、言えることではありますよね。

「そうですね。チリ大会を終えて、ある方に『負けてしまいましたけど、良い経験になりました』と話した時に『経験になったはなったで良いけど、UFCだから2回続けて負けると切られてしまう世界だから、経験だけで済ませないようにしないとだよね。1試合の重みを考えると』って言われて。あぁ、そうだなって思いました。

一戦、一戦の重みという部分を考えるきっかけになった一方で、それでもあの試合は……結果は致し方なかったとしても、これから生きていく上で良い経験になっています。なかなか、あの経験は日本だけでやっているとできないことなので。凄く考えさせられることがありましたし、本当に良い経験になりました」

──北京大会の翌週は豪州、そこには日本人選手3名が戦います。

「なんか近い週の大会に日本人選手が集中するイベントがあって、私は1人戦うような感じになっていますよね(笑)。前は私はチリで、他の選手はシンガポールに集まっていて…今回は私は中国で、他の選手たちはオーストラリアで……何か、悲しい気持ちになりますよね(笑)」

──まぁシンガポールだ、豪州だということで日本人を纏めて動員するというよりも、今回の試合はイェン・シャオナンに日本人対決をぶつけるという中国サイドとして盛り上げる試合、その相手に選ばれたということではないでしょうか。

「あぁ、そういうことなんですかね。今、中国人選手の勢いはありますよねぇ。でも、2敗したら切られる可能性もあるので絶対に勝ちたい試合です」

──そのような状況下で、イェン・シャオナンにはどのような印象を持っていますか。

「イケイケな感じで戦う選手ですよね。ただ出会い頭は注意して戦えば、勝てると思っています。集中して、練習もしっかりしてきているのですが、相手も中国で戦うということで気合も入りまくっているでしょうし、本当に強い相手だと思います。でも、勝つしかないです」

──あのジャブのように近い距離で繰り出されるサイドキックは注意が必要かと。

「そこも頭に入れて練習はしてきたのですが、やはり向かい合ってみないと感覚的な部分は掴めないと思います。そこでオクタゴンで感じ、見極めて戦いたいです。あとはパンチも結構、振り回してくるので一発も重いかと予想しています」

──中国は日本人選手にとって一番のアウェイ感のある試合会場になるかと思いますが、その辺りは気になりますか。

「う~ん、敵地でも……チリよりは有り難いという気持ちが大きいです(笑)。でもアウェイはアウェイなので、厳しい戦いにはなるかと思います。声援にジャッジが影響を受けないか、そこは少し気になります。

以前、キックの試合で中国で試合をしたとき(※2015年2月にK-1 Global主催のK-1 China vs Japanに出場し、イ・メイディエに判定負けを喫した)、スリップで倒れただけでも観客が凄くわいていて。次の試合も向うへの応援とか、凄いんだろうなと予想はできています」

──中国は散打の国なのでスリップだろうが、転がるとお客さんが反応するというのはあるかと思います。

「あぁ、そういうことなんですか!! 『なんだ、コレ』って思いながら戦っていたんです。だから滑って手をついただけで、あんなに盛り上がっていたんですね」

──MMAではさすがにそんな反応はないと思いますが。

「確かにそうですねよね、MMAだし。まぁ、やってきたことを出すだけですよねぇ」

<この項、続く

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