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【Shooto/180513】3年振りの修斗で、フルスイングと対戦する根津優太─02─「一周して、根性勝負」

Yuta Nezu【写真】2年9カ月振りの勝ち名乗りを受ける。ただそこだけを目指す (C)MMAPLANET

13日(日)、川崎市川崎区のカルッツかわさきで行われるプロ修斗公式戦で、3年振りの修斗出場で魚井フルスイングと戦う根津優太インタビュー後編。

苦しんだROAD FCでの3年を経て、この期間があったからこそ身に付いたモノ、辿り着いた境地──が存在する。

この間、父親にもなった根津の試合に賭ける意気込みとは。

<根津優太インタビューPart.01はコチラから>


──色々とこの間に積んできたことがあると。

「ハイ、結構あるんスけど。試合を楽しみにしておいてください。練習環境は以前と変わっていないですが、内容は見直してきました。斎藤(裕)君達とも火曜日に綾瀬の体育館でやっています、(鈴木)秀明会長のところでムエタイも水・木・金、土曜日はパラエストラ東京で上田(将勝)さんたちとやってきました。

練習場所、練習相手は代わっていなくても、自分の意識を変えてやってきました。試合で感じたことも、斎藤君達との練習では打ち込みが長いので、そこで取り入れたりしています」

──手応えの程は?

「だんだん出てきています。これがハマれば、大分面白いかと思います」

──その練習の成果を発揮する場、直近の試合では昨年11月のロードFC中国大会、バーサンクフー・ダムレンプレウ戦では根津選手が戦っている最中に「おかしいな、上手くいかない」という表情が見て取ることができました。

「その通りです。まさにその通りです。でも、やるしかない。練習でやってきたことがハマれば上手くいくことを信じて、やるしかない。ただ、ムン・ジェフン戦ぐらいから妙に考えすぎるようになっていたようなところはありますよね」

──ただガンガンだけやっていると、「考えろ」という意見も出ますしね(苦笑)。

「そうなんです。だから結果が大切なんだってことで、吹っ切れた感はあります。色んなことに囚われて戦うよりは、ちょっとガムシャラにいった方が良いかなとは思います」

──試合が迫って来て、中国や韓国で戦う時と比較して調整しやすいなという想うところはありますか。

「勝負飯があることです(笑)。それと応援に来てくれる仲間がいること。それは本当に嬉しいです。何より飛行機にストレスがないことも大きいです(笑)」

──飛行機嫌いの根津選手としては。

「もう海外でやる資格じゃないじゃんって感じになってしまいますけどね(笑)。海外では当然のことばかりなので」

──ストレスフルで仲間がいる場所での試合。何が一番重要だと思っていますか。

「とにかくガムシャラにいって、勝つこと。結果を残すことですね。最初から上手くいくなんて期待せず、おかしいなって思うことも当然と捉えて戦います。結局のところは、根性勝負なので。そういうところに一周して、辿り着きました。

でも一周したのと、一周していないのは違います。一周してきたことで、色々と備わったうえでの根性勝負なので。そこを信じて戦います」

──この間、娘さんも誕生しました。1月に生まれた朱里(あかり)ちゃんも応援に来てくれますか。

「それ……『勝ったら、抱いて写真撮りたいんだけど』と嫁に言ったら、『連れていけない』って……」

──それは奥様が正しいかと(笑)。どれだけ大変か……ということですね。では、最後にこの試合に賭ける想いをお願いします。

「本当に色々と経験してきたことを踏まえて、試合を見てくれる人にとって『明日への活力』になるような試合をしたいと思います」

■プロ修斗対戦カード

<66.2キロ契約/5分3R>
斎藤裕(日本)
リオン武(日本)

<修斗世界ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]猿田洋祐(日本)
[挑戦者]村田一着(日本)

<バンタム級/5分3R>
根津優太(日本)
魚井フルスイング(日本)

<バンタム級/5分3R>
齋藤曜(日本)
平川智也(日本)

<バンタム級/5分3R>
岡田遼(日本)
論田愛空隆(日本)

<インフィニティリーグ2018ストロー級/5分2R>
箕輪ひろば(日本)
楳沢智治(日本)

<ストロー級/5分2R>
猿丸ジュンジ(日本)
永井美自戒(日本)

<フェザー級/5分2R>
齋藤翼(日本)
村津孝徳(日本)

<OPバンタム級/5分2R>
榎本明(日本)
倉本一真(日本)

<OPフライ級/5分2R>
代輔(日本)
大竹陽(日本)

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