【UFC224】計量終了 マッケンジー・ダーンが7ポンド・オーバーの大失態。ヌネスとペニントンは問題なく
11日(金・現地時間)、12日(土・同)にブラジルはリオデジャネイロのジュネスアリーナで開催されるUFC 224「Nunes vs Pennington」の計量が行われた。
メインでUFC世界女子バンタム級王座を賭けて戦う王者アマンダ・ヌネスと挑戦者ラケル・ペニントンは共に問題なく計量をパス。ザ・ライオネスの異名にあやかり、ライオンの被り物を着用したヌネスとペニントンは長い睨み合いのあと、笑顔を見せた。
「ここには楽しみに来た」と話したペニントンに対し、ヌネスは「色々伝えたいけど、ここに来てくれた人達には一つだけ、ベルトはブラジルに残ると言っておくわ」と語り、観客に視線を送った。
UFC2戦目を迎えたマッケンジー・ダーンは厳しい表情で、いつもの明るさを微塵にも感じさせることなく登壇し、スケールの上で両手を胸に当てる。それもそのはず彼女は1ポンド・オーバー規約から7ポンドオーバーの123ポンドというフライ級のリミットまで2ポンドという体重に。
マッケンジーは30パーセントのファイトマネーを没収され、キャッチウェイト戦でアマンダ・クーパーと戦うことになった。チェックマット柔術のレオナルド・ヴィエイラを帯同したマッケンジー、今回の試合前からMMAデビューから所属していたMMAラボを離れている彼女は過去最悪の計量となった形だ。
フェイスオフでマッケンジーの握手を拒否したクーパーは、「マッケンジー・ダーンの7ポンド・オーバーというプロとして不名誉な体重オーバーも、ショックではない」とツイートしている。
以前にも計量失敗やキャッチウェイト戦、さらにフライ級でも戦っているマッケンジーだけに、UFCもストロー級のルースターに彼女を加えることを考え直す必要があるだろう。
また元世界王者対決に挑むリョート・マチダとヴィトー・ベウフォートには、メインを上回るほどのカリオカの声援が送られていた。
■UFC224計量結果
<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アマンダ・ヌネス: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]ラケル・ペニントン: 135ポンド(61.24キロ)
<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ: 186ポンド(84.37キロ)
ケルヴィン・ガステラム: 185ポンド(83.91キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
マッケンジー・ダーン: 123ポンド(55.79キロ)
アマンダ・クーパー: 116ポンド(52.62キロ)
<バンタム級/5分3R>
ジョン・リネケル: 136ポンド(61.69キロ)
ブライアン・ケレハー: 136ポンド(61.69キロ)
<ミドル級/5分3R>
リョート・マチダ: 186ポンド(84.37キロ)
ヴィトー・ベウフォート: 184ポンド(83.46キロ)
<ミドル級/5分3R>
セザー・フェレイラ: 186ポンド(84.37キロ)
カール・ロビンソン: 185ポンド(83.91キロ)
<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 235ポンド(106.59キロ)
ジュニオール・アルブニ: 266ポンド(120.65キロ)
<ライト級/5分3R>
ダヴィ・ハモス: 156ポンド(70.76キロ)
ニック・ハイン: 155ポンド(70.31キロ)
<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ: 171ポンド(77.56キロ)
ショーン・ストリックランド: 170ポンド(77.11キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ワルリー・アウベス: 171ポンド(77.56キロ)
スルタン・アリエフ: 171ポンド(77.56キロ)
<ミドル級/5分3R>
ターレス・レイチ: 186ポンド(84.37キロ)
ジャック・ヘルマンソン: 186ポンド(84.37キロ)
<ウェルター級/5分3R>
アルベウト・ミナ: 171ポンド(77.56キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)
<ミドル級/5分3R>
マルク・ペレス: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイムス・ボクノヴィック: 186ポンド(84.37キロ)