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【UFC219】強さが上手さを凌駕した?! サイボーグがホルムとの鍔競り合いを制して初防衛に成功

<UFC世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
クリス・サイボーグ(ブラジル)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
ホーリー・ホルム(米国)

サウスポーのホルムの右ジャブと同時に、左ジャブを伸ばしたサイボーグが右ハイでバランスを崩す。立ち上がりながらダブルレッグを仕掛けたサイボーグをホルムがケージに押し込む。離れたホルムにサイボーグが右ロー、そして左ローを蹴る。左ストレートを伸ばしたホルムの顔面に、サイボーグの右が打ち込まれる。ジリジリと前に出るサイボーグ、ホルムは一気に距離を詰めてまた離れるように戦う。

右から左をホルムが伸ばすも、サイボーグは動じず右ローを蹴り、右を当てる。ワンツーで詰めたホルムが組んでケージにサイボーグを押し込む、ここは体力を削る作戦か。離れて左に回るホルムの左ストレートに、サイボーグが右を合わせる。しかし、距離が近づくとホルムはクリンチに持ち込み打撃戦は続かない。ローに左ストレート、そして左ハイ。サイボーグが飛び込んで右を放ったところで、互角の初回が終わった。

2R、右サイドキックを放つホルムのワンツー、サイボーグが右を放つ。ホルムは引き続きワンツー、鼻血を流すサイボーグがワンツーを打ち返していく。ホルムの飛び込みに右を合わせるサイボーグ、ホルムは右フックをヒットする。右を見せて左ハイのホルム、これをしっかりと見ているサイボーグだがクリンチには苦しめられる。

サイボーグのプレッシャーを受けない遠・近両距離を取るホルムは左ストレートからまたもクリンチへ。そして右を打って離れたホルムが、左ストレートを届かせる。サイボーグは右フックを当てるが、即クリンチに持ち込まれる。押し返したサイボーグはヒザ蹴りも、ここでホルムが体を再び入れ替える。

頭の位置が良いホルムは、相当に緻密なゲームプランを実践している。それでもサイボーグは右フックを入れ、右ミドルを蹴りこむ。そして、クリンチに右を合わせるも口が開き気味になった王者だった。

3R、互いにハイを見せ、ホルムは右ジャブをダブルで繰り出す。ここにサイボーグが組みつき、ケージにホルムを押し込み、押し返してきたところでヒザをボディに突き上げる。ホルムが詰めてきたところでパンチをまとめるようになったサイボーグは、踏み込んで左フック。ここでホルムのハイキックがサイボーグの顔の前を掠める。怯まず右を打ち込むサイボーグに対し、ホルムが右ストレート&左ハイのコンビネーションを繰り出す。

ステップインのタイミングでボディに右ヒザを受けたホルムが、間合いを外す。サイボーグは攻撃が決して粗くなることなく、右ハイを狙う。ホルムは右フックを被弾し、この試合で初めてもんどりうつように頭が前後した。それでもハイを連打し、リズムを崩さないホルムだが、右ミドルを蹴られる。さらにワンツーに右クロスを合わせたサイボーグが、ラウンド終了間際に頭から飛び込むように距離を詰めて、ラッシュをかけた。

4R、右にステップし左ストレートを当てたホルム。サイボーグの逆手を取ったようなパンチに対し、この試合では左に踏み込まないサイボーグはサウスポーの相手に左ジャブから、右ハイを蹴っていく。ワンツー&ハイを遠目の距離で繰り出すホルムの左に、ローをサイボーグが合わせる。そして右ハイを蹴っていったサイボーグが右前蹴り、ホルムの右を見切って左ミドルをブロックする。

クリンチにヒザ蹴りを受けるホルムは、組みを続けることができない。首相撲に下がったホルムを追いかけたサイボーグだが、ここでは左を当てられる。右フックも入れたホルムが左から、右を伸ばす。左ジャブ一発でペースを取り戻すサイボーグだが、やや見ている展開がポイントにどのような影響を与えるだろうか。

最終回、まず左ミドルを入れたホルムに対し、サイボーグが左ジャブを当てる。右ローを2発入れたサイボーグにホルムがエルボーを狙うも空振りに。ここでサイボーグが組みつくと、押し返したホルムの離れ際を追いかけていく。右ミドル、右ロー、左ジャブを当てるサイボーグの右ミドルが決まる。ホルムも動き続け、ジャブを繰り出すが、そこにサイボーグが右を当てるシーンが多い。

サイボーグは蹴りとフックで前に出て、間が空くと左ジャブを与える。発する声ほど、届く攻撃が少なくなったホルムは、顔を腫らしてワンツーもサイボーグが最後に右を当てる。さらに右を続けるサイボーグだが、ホルムも左ストレートをヒットさせる。サイボーグが組んでヒザ、押し返したホルムのボディをヒザでえぐったところでタイムアップに。

緻密さと勇気と、負けん気が交錯した好勝負は見た目の印象としてサイボーグが強かった。結果、王座初防衛に成功したサイボーグは「ホーリー・ホルムに感謝している。アメージングなファイターだった。ミーガン・アンダーソンと豪州で戦いたい」とインヴィクタFC世界フェザー級王者の名前を出した。


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