【Pancrase290】翔兵と対戦する若松佑弥「1番レベルの高い試合を見せたい」
【写真】計量会場には友人も駆けつけており、来場しており、計量を終えた若松は非常にリラックスした様子だった(C)KAORI SUGAWARA
8日(日)、東京都江東区のディファ有明で開催されるパンクラス290で、タテキ・マツダの負傷欠場により出場することになったフライ級ランキング3位の若松佑弥は、ランキング5位の翔兵と対戦をする。
若松は今年5月のパンクラス287では前王者の神酒龍一を王者在位中に3分×3Rマッチ戦で下した古間木崇宏に2RKOで勝利し、ランキングも6位から3位へと上げてきた。公開計量を終えた若松に、前回の試合から5カ月間の自身の変化やこの試合までの練習環境について話を訊いた。
──計量を終えて、コンディションの方は?
「今はバッチリですね」
──計量直後にも関わらず肌艶が良く、減量は上手くいったようですね。
「前からずっと節制していたので、体重もすんなり落とせました。以前は普段からの節制していなかったですけど、ここ何試合かは試合がない時期も節制しています」
──タテキ・マツダ選手の負傷欠場による参戦となりましたが調整はスムーズに出来ましたか。
「ずっと試合があるかないかという状況で『いつ試合が決まっても良いよ!』と思っていたので、話が来た時には『すぐ行けるぞ』という感じでした」
──翔兵選手はバンタム級から階級を落とし、フライ級に参戦している選手です。
「体重も同じだし、同じ1人の人間なので『どの局面でも負けない』という自信があります。前回の試合からは結構スパンが空いたので、その期間も常に試合に出られるように準備していました。今回の試合も全然問題ないです」
──この間、試合を戦ううえで以前と比較して成長しているだろうと思える点はどこでしょうか。
「しっかり落ち着いて冷静に1個ずつ丁寧にやっていこうと思っている点ですね。前は『殴ってやろう』という気持ちが前面に出ていたんですけど、試合の中では何があるか分からないですし。そういう時に焦ってしまうと相手のペースに飲まれてしまうので、常に冷静さを保って練習していくことを心掛けてきました」
──冷静さを心がけるようになったキッカケを教えてください。
「トレーナーのニック(永末貴之)さんのサーキットトレーニングは種目がいっぱいあって、マスクをつけながら決められた回数、種目をこなします。結構キツいんですけど、焦ってしまうと益々出来なくなってしまうので、キツい時でもしっかりと冷静に対処しないとダメだなと思いました。
そのトレーニング以外にスパーリングとか寝技や打撃もしっかりやっています。ボクシングは今回の試合から三迫ボクシングジムという東武練馬にある結構有名な名門のジムに行っています。三迫ジムの人と一緒にトレーニングをする事があるので、その繋がりで行くようになりました。
寝技だとロータス世田谷でライト級くらいの自分より重い階級の選手と、HEARTSでは修斗に出ている猿田(洋祐)さんとかと練習しています」
──敢えて重い階級の選手とも練習をしているのですね。
「ロータスでの練習は週1回なので、体の大きい人にもしっかり積極的にぶつかっていくという練習も取り入れています。同じ階級やレベルの人と練習をして技を磨いたりしています」
──その練習での変化は感じますか。
「前回より打撃もパワーアップしていると思います。打撃でバチーン!と倒したいですけど、寝技で極めたりとかそういうところも『俺はこういうことも出来るんだぞ』というのをチャンスがあったら見せたいですね。
自分が1番だと思っているので明日は1番レベルの高い試合を見せたいし、前回より全局面で進化しているので更にパワーアップ強くなっているところを見て欲しいです」
■Pancrase290計量結果
<フェザー/5分3R>
日沖発: 66.25キロ
髙谷裕之: 65.95キロ
<フェザー級/5分3R>
田中半蔵: 65.9キロ
中原由真: 66.05キロ
<フライ級/5分3R>
若松祐弥: 57.15キロ
翔兵: 57.65キロ
<ライト級/5分3R>
アキラ: 70.15キロ
郷野聡寛: 70.75キロ
<女子ストロー級/5分3R>
三浦彩佳: 52.45キロ
ヴィヴィアニ・ゴメス: 52.6キロ
<フライ級/5分3R>
山本篤: 56.9キロ
小川徹: 57.0キロ
<ウェルター級/5分3R>
手塚裕之: 77.5キロ
セルゲイ・クリック: 74.15キロ
<ストロー級/5分3R>
北方大地: 52.5キロ
ダニエル・バックマン: 53.9キロ
※計量失敗のバックマンはキャッチウェイトで北方と対戦し、北方が勝利した場合のみ勝敗がつくこととなった
<バンタム級/3分3R>
清水俊一: 61.4キロ
合島大樹: 61.5キロ
<ライト級/3分3R>
クリスMAN: 70.35キロ
井上雄策: 70.65キロ
<フェザー級/3分3R>
牛久絢太郎: 65.95キロ
稲葉聡: 65.95キロ
<ライト級/3分3R>
草MAX: 70.5キロ
小林裕: 70.65キロ