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【UFC215】ギルバート・メレンデスが、左足をスティーブンスのローで破壊され大敗

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-25
ギルバート・メレンデス(米国)

スティーブンスの右ローに右を合わせようとしたメレンデスが、左ジャブを伸ばす。スティーブンスはアッパーを見せて、ローとテイクダウン対策のような打撃を続ける。右オーバーハンドから右ローを蹴り、メレンデスの左フックはダッキングでかわしたスティーブンスが右ローを続ける。メレンデスが右から左を当てると、スティーブンスが右を返す。ショートのワンツーを入れたメレンデス。しかしローを効かされ、早々にマットに崩れる。

スタンドに戻り、全てを賭けたようにパンチのラッシュを仕掛けたメレンデスだが、スティーブンスはパンチでも打ち負けず、内側と外側からローを入れる。スピニングバックフィストは豪快に空振りしたスティーブンスだったが、続く右ローを被弾したメレンデスがダウン。ローを蹴り、足を捌いてパウンドを落としたスティーブンスが限りなく勝利に近い初回とした。

2R開始直後にレフェリーはドクターチェックを要請する。「やれる」という確認だけで、足を診ることないまま試合が再開される。左ジャブから前に出るメレンデスだが、右ローを2発被弾する。構えを変えたメレンデス、アッパー&左フックを被弾する。奥足も構わず右ローで蹴り飛ばすスティーブンスは蹴りだけでなく、パンチのコンビネーションを見せ、そして右足も蹴っていく。

右アッパー、ワンツー、右ローと手数を緩めないスティーブンスに左足を蹴られたメレンデスがまたもダウン。すぐに立ち上がるローから、右ハイが顔面を掠める。右ストレートを思い切り打ち抜かれたメレンデスは左ミドルも被弾。当然のように追い足がなくなり厳しいメレンデスは、サウスポーでは攻め手も見つからない。アッパー、右ローで倒れたメレンデスは亀の状態で頭を揺らして、ラウンド終了に持ち込んだ。

最終回、あきらめの表情が伺えるメレンデスは戦闘再開に応じるもボディ、ガードの上から顔面にパンチを続けられ、右リードアッパー、ストレートを食う。ワンツーから右ミドルを入れたスティーブンスは左ローで前足を削る。どちらの構えでも前足を蹴られ、ガードを高く耐えるファイトが続くメレンデスは、右ロー2発。崩れたメレンデスが、立ち上がるとスティーブンスは拍手で称える。

残り1分30秒、右フックを当てたスティーブンスは右ボディフック。メレンデスはヒザ蹴りを返すも、すぐに反撃のヒザをスティーブンスが見せる。ボディを打たれ、ガードが下がったメレンデスに右ハイ、右ストレート、左ジャブ、そして右ローを思い切り蹴り込んだスティーブンス。倒れたメレンデスは、立ち上がり際にまたもローを蹴られガードに戻る。ガード、4ポイントのメレンデスにパンチを入れ続けたスティーブンスは、タイムアップとともに雄叫びをあげた。

圧勝のスティーブンスは「ギルバートはワイドなボクシングスタンス。俺はローが強いから」と試合を振り返った。


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