【PFL2022#04】ブライスに2-1勝利も、ジェレミー・スティーブンスのプレーオフ進出は消滅か
<ライト級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス(米国)
Def.2-1.29-28.29-28.28-29
マイルス・プライス(アイルランド)
ボーナスが必要な両者、ブライスのテイクダウンを切り、ハーフからの潜りもスティーブンスが潰す。バタフライガードのブライスから離れたスティーブンスがワンツーを振るう。さらにローから右を見せると、ブライスも左ボディショットを放っていく。スピニングバックフィストを余裕をもってかわしたスティーブンスが、ローから距離を詰めて右ストレートをヒットさせる。
ブライスが組んだが、逆にケージに押し込まれる。ヒザを放ったブライスに、ボディに連打を入れ、顔面にスティーブンスがパンチを重ねる。さらにワンツーから右アッパーと得意の攻撃を見せたスティーブンスは、ブライスのクリンチにも離れて右ボディを打つ。ブライスも細かいパンチから右を当てると、スティーブンスがクリンチへ。ケージに押し込んでボディを殴ったスティーブンスに対し、離れたブライスも顔面へパンチを振るう。スティーブンスがクリンチでケージにブライスを仕込んだところで時間となった。
2R、左ローから左ミドルを蹴ったブライスがレベルチェンジをして前にへ。スティーブンスはパンチを入れ、急所に蹴りが当たってもブレイクを拒否してファイトを続行する。そのスティーブンスの腹を殴ったブライスは、カーフを蹴られる。ブライスはスピニングバックキック後にダブルレッグを仕掛けるが、切られて逆にケージに押し込まれる。スティーブンスはボディから顔面にダーティボクシングも、ボーナス獲得の糸口は見つからない。
逆に中間距離でワンツーから右を当てたブライス。この距離で来るなら、スティーブンスもKO勝ちの確率は上がる。と、ブライスはジャブからダブルレッグへ。ケージを背負ったスティーブンスはダブルアンダーフックでポジションを入れ替え、時間を使って離れた。カーフから距離を詰めたスティーブンスは、ここもクリンチで時間をロスしてしまう。最後にブライスがヒザ蹴り、スティーブンスはロングのフックを振るったが不発で3Rを迎えることになった。
最終回、ダブルレッグから引き込んだブライスはハーフからクローズドガードへ。腰を切って腕から足を取りに行ったブライスの動きを、苦も無く察知して立ち上がったスティーブンスだったが打撃戦でボディを殴られる。クリンチでウィザーのブライスが小手投げを見せ、バランスをキープしたスティーブンスがケージに押し込む。
ブライスは体を入れ替え、レベルチェンジからダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。プレーオフ進出に厳しい状態となったスティーブンスは、ハーフバタフライも胸を合わされて隙間を創ることができない。下の状態が続くスティーブンスは、残り1分でケージを背負って立ち上がろうとしたが、回されて再びマットに背中をつける。
ボディロックで立たせないブライスが、最後の10秒で殴りにいきスペースができる。ここで立ち上がったスティーブンスが強振したがタイムアップに。ジャッジの裁定は割れ、スプリットでスティーブンスが勝利し3Pを獲得、現時点でナタン・シュルチの下の4位にランクされ、ほぼプレーオフ進出は消滅した。