【Titan FC45】アラウージョが、TDからトップキープでカプチュリーノを下す……
<ウェルター級/5分3R>
ヴァウジール・アラウージョ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
アドリアーノ・カピチュリーノ(ブラジル)
一階級違うかのような体格差のある両者。長身、骨格も大きなカピチュリーノにアラウージョがローを蹴っていく。左ジャブを伸ばすカピチュリーノは間合いを測る。オーバーハンドを見せていたアラウージョは、シングルレッグを仕掛け、一気にリフトアップしてテイクダウンに成功する。パスを狙いつつパンチを落とすアラウージョだが、カピチュリーノがフルガードに戻す。最後に立ち上がったアラウージョだが展開の少ない5分だった。
2R、アラウージョが右オーバーハンド。カピチュリーノも右を伸ばすが、左右のローを蹴られる。右アッパーを届かせたカピチュリーノは、ローに右ストレートを合わせていく。アラウージョは左ミドルも、カピチュリーノがプレッシャーを強める。カピチュリーノの後ろ回し蹴りは距離が合わず、単発の打撃の交換が続く。カピチュリーノのアイポークで試合が中断される。アラウージョは右目を気にする仕草が続く。
再開後、アラウージョの右ローが急所に入り、今度はカピチュリーノがインターバルを要求する。2度目の再開後、アラウージョがダブルレッグでテイクダウンを決めた。初回と同じように、ここからの展開はほとんど見られなかった。
最終回、右を当てたアラウージョ。カピチュリーノが前に出て右を振るう。下がって距離を取ったアラウージョが、飛び込みながら右を見せる。ガードを高く構えるアラウージョに対し、2つのラウンドを落としているカピチュリーノは思い切った攻撃を見せることができない。逆にアラウージョが左ジャブを届かせて、左ミドルハイを繰り出す。
カピチュリーノもようやく右ストレートを2発当てたが、直後にシングルレッグからテイクダウンを許し万事休す。残り1分をハーフで抑えたアラウージョは、最後に鉄槌の連打で判定勝ちしたものの、フィーダーショーのメインでの勝利も次につながる戦いには見えなかった。