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【UFC213】初のニュージーランド人UFC世界王者誕生、ウィティカーがロメロに前蹴りで逆転勝利!!

<UFC暫定世界ミドル級王座決定戦/5分5R>
ロバート・ウィティカー(ニュージーランド)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47
ヨエル・ロメロ(キューバ)

アマンダ・ヌネスのドクターストップでUFC世界女子バンタム級選手権試合がキャンセルとなり、メインとなった王座決定戦。ウィティガーが右前蹴り、右ハイを見せるとロメロも左ハイを伸ばす。右を振るって前に出たウィティカーは、ロメロの前進にスッと距離を取る。

ロメロの関節蹴りにバランスを崩したウィティカーは立ち上がると、前後に動きながら前蹴り、左ジャブを当てる。関節蹴りを続けるロメロ、見ているだけで怖い攻撃だ。とロメロはウィティカーの右にダブルレッグを合わせて、一気にバックを狙う。胸を合わせて離れたウィティカーは、ロメロの跳びヒザからのダブルもしっかりと防ぐ。体を入れ替えた離れたウィティカーは、残り20秒でのダブルレッグもウィザードですぐに立ち上がり、最後に右ハイを狙った。

2R、跳ねるようなステップから右ハイを蹴っていったウィティカー。ロメロは飛び込んで左から、関節蹴り。ウィティカーが右を振って前に出ると、ロメロは飛びヒザを狙う。続くダブルレッグでテイクダウンに成功したロメロはガードの中でパンチをコツコツと落とす。

ワイルドでなくソリッドなロメロは、ウィティカーのバタフライスイープに反応してバックを取る。背中を預けて立ち上がったウィティカーに対し、ロメロは右足でその右足を払って前方への崩しを狙う。ここで胸を合わせたウィティカーは、残り55秒でレフェリーがブレイクを命じる。

ウィティカーの左フックにロメロはダブルレッグ。反応したウィティカーに右を打っていったロメロはボディロックから大内刈りを決めて2Rを取った。

3R、左ジャブを伸ばすウィティカー。ロメロはダブルレッグ、切ったウィティカーが前蹴りを入れ、右ストレートを当てる。さらにワンツーで左を届かせたウィティカーから急いで離れたロメロは、肩で息をするようになったか。腰のあたりに前蹴り、左フックを振るって圧を掛けるウィティカーは、ダブルをスプロールし左を打っていく。テイクダウンの踏み込みが弱くなったロメロに、ウィティカーは勢いよく踏み込んで左のパンチを重ねた。

スイッチを織り交ぜ、パンチ、蹴りと手数が増えるウィティカーに対し、ロメロは足を使う場面が多くなる。右サイドキックに続き、左を当てたウィティカーがこの回を取った。

4R、勢いの右ハイを当てたウィティカー、ロメロはダブルからバックに。ウィティカーのスイッチにかからずバックコントロールをキープするロメロが、足をフックしに掛かる。さらに胸を合わせてダブルを狙うと、すぐにウィティカーが離れる。続くシングルも切ったウィティカーは組みの展開を終えて息を整えている。

ロメロはここで追い打ちをかけることができず、ウィティカーが左ジャブ、右ハイ、そして左ハイを当てる。ボディへの前蹴りも効いているようなロメロに対し、ウィティカーは空振りに終わるも豪快な右アッパーを放ち勢いの違いを見せる。ダブルレッグを切り、前蹴り、右を入れるとロメロはダウンを誤魔化すようにテイクダウンへ。倒れないウィティカーが左を入れ、続くダブルレッグも切って右ハイを狙う。ウィティカーがポイントを五分に戻した。

勝負の最終回、ここでも早々に右ハイを蹴り込んだウィティカー。上半身が揺れるロメロの左に右を合わせていく。ウィティカーはさらにボディに前蹴りを入れ、続いて左を伸ばし右前蹴り。飛びヒザこそ空振りになったが、前蹴りを常にいれる。ロメロも意地を見せて、それでも前に出て左右のフックを振るっていく。

右ストレート、右前蹴り、左から右のワンツーとウィティカーが攻撃を続け、ロメロは明確に手数で劣る。さらにローでバランスを崩したロメロは、立ち上がることができない。マットに背中をつけてしまったロメロにウィティカーはガードの中からエルボーを腹部、そして顔面に打ちつける。足を戻し、左腕を差してきたロメロの動きを上回り、マウントを取りにいくったウィティカーはハーフに戻されるが、右の鋭いエルボーを連続で落とした。

そのままトップで試合終了を迎えたウィティカー。順当に見て48×47でウィティカーが暫定世界王者になった公算が高いか。コール前に正規王者マイケル・ビスピンとロメロが小競り合いを見せる場面もあったが、ジャッジの裁定はやはり3者とも48-47でウィティカーを支持した。

ニュージーランド人初のUFC世界王者誕生、ウィティカーは「最後の50秒ほどハイになったことはなかった。信じられないよ。キャンプでもともとケガをしていたんだけど、関節蹴りで足がダメになった(笑)。ロメロの弱点を研究し、もっと蹴りを入れるつもりだったんだ。でも足がイってしまったから、左ジャブを使った」と試合を振り返る。

そして、ウィティカーと向き合ったビスピンは自らベルトをマットに投げつけ、「取りに来いよ。シー・ユー・スーン、マザー・ファッカー」と一言。改めてウィティカーは「マイケル・ビスピンがチャンピオンなのには理由がある。ずっとこのスポーツでトップで戦ってきたし、タフな相手だよ。でも、僕はベルトを巻いてナンバーワンコンテンダーになった。戦うのは運命だろう」と王座統一戦について語った。


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