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【UFN103】天才BJ・ペンの復帰戦は、四次元MMAを展開するジャイー・ロドリゲスと

BJ Penn【写真】この眼光の鋭さと同じようにシャープな動きができるのか。期待と不安、後者の方がやや大きなBJの復帰戦だ (C)MMAPLANET

今年のUFCはアリゾナ州フェイニックスから。15日(日・現地時間)にトーキングスティックリゾート・アリーナで開催されるUFC Fight Night103「Rodriguez vs Penn」。メインはイベント名にある通り、ジャイー・ロドリゲス×BJ・ペンのフェザー級戦だ。


昨年10月のマニラ大会で2年3カ月振りの復帰戦を行う予定だったが、UFCの発表によると負傷欠場となりイベント自体が流れてしまってから3カ月、BJはロドリゲスとの対戦に臨むこととなった。

米国人初のムンジアル黒帯世界王者からMMAへ。UFC世界ライト級王座を獲得し、3度の防衛を果たしたBJは天才と称され、MMAの頂点に君臨していた。柔らかい肩から、伸びる縦拳。柔軟な股関節を生かしたガードワークと抑え込み。非常にフレキシブルな体を生かしたパワフルな攻撃でMMAを闊歩していた天才。

天才ゆえに無差別級の戦いを望み、オクタゴンを放れてリョート・マチダと対戦。ミドル級でホドリゴ・グレイシーやヘンゾ・グレイシーにも勝利したこともあるBJもフランキー・エドガーの用いたステップと、ノックアウトでなくテイクダウンに帰結するファイトにベルトを明け渡す。そして「UFCはアルティメット・ファイティング・チャンピオンシップでなく、アルティメット・フィットネス・チャレンジに成り下がった」とMMA新時代を受け入れることはなかった。

この後の戦績は急降下。エドガー戦の連敗を含めると、2010年以降のBJの戦績は1勝5敗1分と振るわない。ついには3度目のエドガー戦でTKO負けを喫し、現役を退いた。

そんなレジェンドが、TUFラテンアメリカ優勝──UFCで5連勝中のロドリゲスと戦う。BJのいうところのアルティメット・フィットネス・チャレンジを消化し、倒すファイトを展開できる新世代を象徴するロドリゲスは、テコンドーのメソッドを流用したオクタゴンという空間を最大利用できるファイターだ。

ステップを多用し、遠い踏み込みから足を入れ替えてミドルやハイ、ジャブと同じ踏み込みで後ろ回し蹴り。BJが伸びるパンチでショーン・シャークを翻弄したのも、今や昔。空間さえも有効利用するロドリゲスのファイトに対し、どのような反応を見せるのか。言い方は悪いが、BJに一矢報いる戦略が備わっているのか。あるいは天才が、さらに天才ぶりを発揮し、四次元MMAを凌駕する倒す格闘技を魅せることができるのか。

古くからのMMAファンにとっては楽しみでもあり、怖くもある2017年のUFC最初のメインイベントだ。

■UFN103対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ジャイー・ロドリゲス(メキシコ/10位)
BJ・ペン(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョー・ローゾン(米国)
マーチン・ヘルド(ポーランド)

<ウェルター級/5分3R>
コート・マクギー(米国)
ベン・サンダース(米国)

<フライ級/5分3R>
ジョン・モラガ(米国/8位)
セルジオ・ペティス(米国/15位)

<バンタム級/5分3R>
フランキー・サエンツ(米国)
アウグスト・メンデス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
ビクトー・ペスタ(チェコ)

<ライト級/5分3R>
アレックス・ホワイト(米国)
トニー・マーチン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジョスリン・ライバーガー(米国)
ニーナ・アンサロフ(米国)

<ライト級/5分3R>
デヴィン・パウエル(米国)
ドラッカー・クローズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ウォルト・ハリス(米国)
チェイス・シャーマン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヨアキム・クリステンセン(デンマーク)
ボヤン・ミハイロビッチ(セルビア)

<ヘビー級/5分3R>
ドミトリー・スモリャコフ(ロシア)
シリル・アスケア(フランス)

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