【UFN237】ヒジでロドリゲスの顔面を切り裂いたオルテガがRNCで復帰戦勝利&リベンジ
<フェザー級/5分5R>
ブライアン・オルテガ(米国)
Def.3R0分58秒 by 肩固め
ジャイー・ロドリゲス(豪州)
オルテガが左ジャブを突きながら前に出る。しかしサウスポーに構えたロドリゲスの右ジャブをモロに受けてしまう。ロドリゲスがオーソドックから右を被せた。なおもオルテガは左ジャブを突き続ける。距離が近くなるとロドリゲスのパンチがオルテガの顔面をかすめる。左ショートのカウンターをもらいダウンを喫したオルテガがスクランブルに持ち込むも、ロドリゲスは離れた。そして蹴りを散らし、さらにパンチを伸ばすロドリゲス。対するオルテガはグラつきながら組み付くも、テイクダウンできない。
スイッチしながら蹴りと右フックを当てるロドリゲスに、オルテガも右ミドルを打ち込んだ。サウスポーからの右カーフでオルテガをグラつかせたロドリゲスは、そのままトップを奪う。パウンドの連打を受けるオルテガが、下から三角を仕掛けるも足を組むことができない。腰骨に当てられた足を捌きながら、ロドリゲスが削っていく。オルテガがロドリゲスの右足を取ってバックテイクへ。立ち上がるロドリゲスのバックに回り、ケージ際で右足を差し込みグラウンドに持ち込んだ。右腕を枕に抑え込み、ハーフガードのロドリゲスに右を落としていった。
2R、ロドリゲスはサウスポーに構える。ワンツーを繰り出すオルテガに対し、蹴りを散らしていく。オルテガはロドリゲスをケージまで追い込むが、組むことはできない。オーソドックスにスイッチしたロドリゲスの左足に、オルテガがシングルレッグで組むも突き放されてしまう。しかしオルテガはロドリゲスにケージを背負わせると、ダブルレッグから足ををすくって背中を着かせた。ロドリゲスはオルテガの首を取ってギロチンで絞め上げたが、ここはオルテガが凌いだ。
頭を抜き、足を一本越えたオルテガがコツコツとパウンド&鉄槌を落とす。さらに右手でロドリゲスの頭を抱え、左ヒジを連打する。ガードに戻したロドリゲスも、下から鉄槌を打ち込む。オルテガは右ヒジを落とし、足を捌いてパスしながら左ヒジを入れると、ロドリゲスは右目付近から大出血。オルテガがロドリゲスの頭をケージに押し込み、パウンドと鉄槌、ヒジを落とし続けた。
3R、サウスポーのロドリゲスがワンツースリーまでパンチを放ち、左ハイに繋げる。組みついたオルテガはケージに押し込み、小外刈りでグラウンドへ。マウントを奪取したオルテガがパウンドから肩固めに移行してタップを奪った。
2022年7月の初戦ではオルテガが試合中に右肩を負傷し、TKO負けを喫していた。それ以来19カ月振りの復帰戦を勝利で飾るとともに、ロドリゲスへのリベンジを果たしたオルテガは、「僕の周りにいてくれる皆を愛している。試合前にジャンプした時に、右足首をやってしまって。でも神が見守ってくれていると思っていた。でも1Rはあんな風になってしまった(笑)。全てのコーチ、トレーニングパートナーの皆、ノンストップの3カ月のトレーニングは最悪だった。ヘナーは15歳の時からずっと僕を指導してくれている。次の水曜日に僕は33歳になるんだ。次? ダナ、あとで話そう」と語った。