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【Gladiator001】櫻井裕一郎代表に訊く、Gladiatorを継承する理由<02>

Yuichiro Sakurai【写真】19日の「旗揚げ戦」に出場するファイターたちは、どのようなファイトで櫻井代表の期待に応えるだろうか (C)MMAPLANET

19日(日)に和歌山市の和歌山ビッグホエールでGladiator=リニューアル大会「Gladiator001」を開く櫻井裕一郎代表インタビュー後編。



地元・和歌山でケージ&ユニファイドMMA大会を開く櫻井氏に今後の展望、そしてGladiatorに賭ける想いを語ってもらった。
<櫻井裕一郎インタビューPart.01はコチラから>

──なるほど。そこまで考えられてGladiatorを引き継がれることを決められたのですね。混合イベント、リングでなくMMA一本でやっていくと決めたのはなぜでしょうか。

「キックがあったほうがチケットは売れやすいかもしれないです。でも、MMA一本でやる──その重みを重視しました。ウチで育っている選手への愛情もあります。それを今度からは創道塾の選手たちだけでなく、Gladiatorに出てくる選手全てに愛情を持っていくつもりです。選手は遊びたい時期に、格闘技に向き合っている。その選手たちが目指すモノはケージでユニファイドなんです。そこのトップを目指すために選手は練習している。

和歌山というだけでトレーニングもイベント開催も首都圏や名古屋、大阪と比べると不利かもしれない。選手たちも出稽古するなら大阪まで出掛ける必要があります。格闘技のイベントに精通した業者さんもいません。

確かに一番下からのスタートかもしれないです。でもパンクラスさん、DEEPさん、修斗さんを目指します」

──Gladiatorという名があるのでHEAT、Grachan、Grandslamらと同じところからスタートできる?

「そのためにもジャンルをMMAに絞ったんです」

──プロモーターとして櫻井代表、道場主としての櫻井代表、違う顔を持たないといけなくなります。

「そのために出場選手、全員に厳しいマッチメイクをしていきます。良い選手と戦いたい、強い選手と戦いたい──そういう試合に遣り甲斐を感じる選手が出てくれると信じています。そこに創道塾云々はプロモーターとしては関係ないです。みな、大切な選手です。

オファーを出す選手には『勝ってくださいね。でも、相手選手にも同じことを言っています』と正直に伝えています。どっちにも勝ってほしい、つまり良い試合をしてほしいんです」

──良い試合というのは色々な見方が存在しますが、ケージ&ユニファイドでも裁定基準やブレイクのタイミングによって、試合展開や技術は違ってきます。その辺りはどのような基準を設けようと思われていますか。

「壁際の攻防はケージを使用するので大切にしていきたいです。グラウンドにしても、寝技だからブレイクというのではなく膠着しているか、どうか。それはケージの攻防でも同じです。ケージ際の攻防がMMAです。でも攻防がMMAであって、膠着ではないんです。

と同時に、やっぱり選手にはよく動いて、封じ込めるよりも攻める、熱い試合をしてほしいという気持ちではいます。それは殴り合ってほしいというのはなくて、立ち技でも寝技でもアグレッシブな姿勢で臨んでほしいということです」

──しっかり勝つこと、それも育成段階のMMAでは大切だと思います。そして辛抱のファイトを認めて、選手を強くしてほしい。そこをフィーダーショーに求めたいです。

「消極的な選手は、しっかりと勝てないですよ。しっかり勝つことは必要です。それにはアグレッシブにガンガンにいく、しっかりとポジションを取っていくこと、キープしていくこともアグレッシブだと思います。十分に疲れますからね」

──19日に第1回大会が開かれます。今後の展望としては?

「極論をいえば地方大会だけで終わりたいとは思っていないです。将来的には和歌山に拠点を作り、大阪、東京でもイベントを開き、開催可能な都市を増やしたいと思っています。年に一度でなく複数回を開いていきたいですね。今大会はビッグホエールという大箱を使用するのですが、本当に隣にあるキャパ1600人のビッグウェーブという会場を借りようと思っていたんです。でも、もう年会は埋まっていたので。

どうしても一回目は和歌山でやりたい、ならもうビッグホエールでやろうないかと。そうしたら、『あんなトコでするの?』って話題にもなりますしね。8500人ぐらい入るところなので3000席ぐらいの設営にしようと思っています。本当は多くて1500人から2000人ぐらいが妥当だと分かっています。今後は500から600以上、2000人までの会場でGladiatorを開いていきたいと思っています。

もちろん、もっともっと大きなイベントを開くことを夢見て、今はそういう現実的な大会を行っていきます」

──出場選手はGladiatorだけでなく、現状は他のプロモーションで戦っていきながら、その一つの舞台がGladiatorになるかと思います。

「ウチはまだ産声を挙げたばかりの大会です。どこで戦うか──、もちろん選手が決めることになります。自分は出しゃばるつもりは全くないです。それよりも、イベントとして認められるよう努力します。Gladiatorに出たい、Gladiatorのチャンピオンになりたいと言ってもらえるようブランド力を高めていきたいです。

選手あっての大会なので、選手とともに成長していきたいですね。それにGladiatorのチャンピオンが王座防衛に集中したいと言ってくれると嬉しいですし、他のイベントにGladiatorのチャンピオンとして出向いていく。それも嬉しいです」

──第一弾は韓国勢2人が出場しますが、海外の選手の招聘についてはどのように考えていますか。

「今回はRoad FCのジョン・ムンホン代表が指導するチーム・フォース所属の2選手を招聘します。自分も創道塾で指導し、Gladiatorを開催する立場にある。なのでジョン代表の選手と対抗戦を組みたかったんです。まずはここから始め、他のアジアの国々にも視野を広げています。具体的な名前は挙げることはできないですが、他の国、他のイベントでお付き合いさせていただけるところを絞っていこうと思っています」

──では最後に新生Gladiatorが第一歩を踏み出すことに際し、一言お願います。

「歴史あるGladiatorで国内のMMAを盛り上げ、選手が海外で活躍できる架け橋になれるような大会にしたいと思っています。まずは日本のメジャーイベントを目指します。今日はありがとうございました」

■ Gladiator001対戦カード

<グラジエーター・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
レッツ豪太(日本)
中村勇太(日本)

<グラジエーター・フライ級王座決定戦/5分3R>
南出剛(日本)
原猛司(日本)

<グラジエーター・ライトフライ級王座決定戦/5分3R>
谷口友康(日本)
ヤックル真吾(日本)

<グラジエーター武士道フェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 大道翔貴(日本)
[挑戦者] 手塚基伸(日本)

<ROADFC日韓対抗戦&グラジエーター・バンタム級王座決定戦/5分3R>
辻川凌平(日本)
ユ・ジェナム(韓国)

<ROADFC日韓対抗戦・ウェルター級/5分2R>
黒田好治(日本)
キム・ソクモ(韓国)

<バンタム級/5分2R>
辻川力也(日本)
鈴木崇豊(日本)

<フェザー級/5分2R>
渡辺智史(日本)
川端和哉(日本)

<フェザー級/5分2R>
吉野剛腕タイキ(日本)
伊藤風童(日本)

<フライ級/5分2R>
横溝和也(日本)
前田慎次郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
草信孝謙(日本)
矢野悠祐(日本)

<バンタム級/5分2R>
中澤伸悟(日本)
山口翔(日本)

<フライ級/5分2R>
加マーク納(日本)
宮城友一(日本)

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