＜ライト級／5分3R＞
ローウェン・タイナネス（米国）
Def.3-0
安藤晃司（日本）

向き合うと大きさが目立つ安藤。その安藤は右ジャブ、タイナネスは左ジャブから様子を窺う。タイナネスのテイクダウン狙いを察知した安藤は、すぐに反応し組みつかせない。タイナネスが右フック、重い右ローを蹴り込んでいく。続く右ローで姿勢を崩した安藤からテイクダウンを奪ったタイナネスは細かいパンチを見せる。安藤はバタフライガードからクローズドを狙うも、タイナネスが足を一本抜いていく。

ワキを差してパス狙いのタイナネスは、これがならないとみるや左エルボーを入れる。安藤は足を戻すと、タイナネスが再びエルボーを落としていく。残り20秒クローズドの安藤に左エルボーを落として立ち上がったタイナネスが初回を取った。

2R、タイナネスの右に右を思い切り返した安藤。タイナネスは取り、差し上げテイクダウン。細かい右エルボーから大きな振りのヒジを狙うタイナネスに対し、安藤はケージに寄り掛かろうとしたが、足を引き寄せられる。安藤は蹴り上げから立ち上がるが、タイナネスがすぐに生んでいく。首を抱えた安藤は引き込みそこなうように下になる。足首をコントロールしてパンチと鉄槌を入れるタイナネスはボディにヒザを見舞っていく。

立ち上がった安藤はケージを背負った状態から抜け出せない。再び首を抱えた安藤はヒザをボディに入れる。パンチを腹に返すタイナネスは、頭を抜いて押し込む。残り34秒でブレイクが掛かり、安藤は右ジャブ。タイナネスが右インサイドローを蹴り、2Rが終了した。

ユニファイドなら2Rを失い後の無い安藤だが、ONEでは最終回に大きなダメージを与えればまだまだ判定でも取れる。そんな最終回、タイナネスは右を伸ばし、右ローへ。安藤は左ストレートから右フックを被せようとする。左を入れた安藤は、テイクダウン狙いを切って右ジャブを当てる。さらに左ストレートを伸ばし、左フックを打ち込む。直後にタイナネスの右ローでバランスを崩した安藤は、組まれてケージに押し込まれてしまう。

いなして離れた安藤、残された時間は3分だ。と安藤の右ローでテイクダウンを合わせたタイナネスがトップを奪取する。ケージを背にした安藤は、バックを許さないように立ち上がろうと頭を抱える。立ち上がった安藤にタイナネスはダブルレッグ。左腕を差した安藤がケージを背にしてテイクダウンを許さない。

執拗にテイクダウン狙いのタイナネス、安藤は残り70秒で尻餅をつかされてしまう。表情が変わった安藤、尻餅をついた状態の彼にタイナネスはヒザをボディに入れていく。残り10秒で立ち上がった安藤だが、このまま試合終了となり、タイナネスの右手を挙げた。結果、安藤は0-3で完封負けを喫した。

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