【ONE115】最終回に組み勝ったガフロフが、2-1で勝利。復帰のタイナネスはキャリア初黒星
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
マラット・ガフロフ(ロシア)
Def.2-1
ローウェン・タイナネス(米国)
ガフロフが左ハイ、距離を詰めて右ローを蹴る。さらに左ミドルを蹴り、タイナネスが右ローを返す。ガフロフの右オーバーハンドを見て、右ローを再び蹴ったタイナネスはスピニングバックキックをかわす。タイナネスは右ローを続け、オーバーハンドをブロックする。ガフロフも右ローを蹴り、タイナネスは右を振るって組みつく。
ボディロックで前方に崩されそうになったガフロフが、ブルドックチョークのように抱える。タイナネスは立ち上がり、ヒザが急所に入っても意に介せず組み続ける。掌底を見せたガフロフは、ケンケンガードでテイクダウンを耐える。ダブルレッグに入り切れないタイナネスは左のパンチを顔面に入れる。残り50秒でブレイクが掛かり、ガフロフは左ローからフックを振るう。タイナネスが左フックを当て、組みつきながら左をもう一発入れてボディロックテイクダウン、ガフロフが立ち上がり胸を合わせたところで初回が終わった。
2R、ガフロフは前蹴り、マットに手をついてのキックを繰り出す。距離を図り、右ローを蹴ったタイナネスはシングルレッグ、リリースして右フックを振るう。すぐに組みなおしたタイナネスは、ガフロフのヒザ蹴りのタイミングでダブルレッグを決める。立ち上がったガフロフはもう一度、前方に崩されヒザをついた状態からスタンドへ。
やや削られてきたガフロフは、ケージを背負った状態で左のフックを顔面に被弾する。ここでは残り2分でブレイクが掛かり、ガフロフは自らの前蹴りでスリップする。すぐに立ち上がったガフロフは体を傾けながら左ミドル、タイナネスが右フックを当てる。ガフロフの左ローが急所に入り、試合が中断する。再開後、ガフロフのスピニングバックをかわしたタイナネスは、跳び蹴りを見せる。ガフロフのミドルの着地に、タイナネスが右フックをヒットした。
最終回、タイナネスが右ローを入れ、ガフロフは左ハイを繰り出す。さらにローを続けたタイナネスはガフロフの右を打ち込み、左足にシングルレッグを仕掛けテイクダウンする。ガフロフはここも立ち上がり、グラウンドでの抑え込みを許さない。と、体を入れ替えたガフロフがシングルレッグへ。頭を押して防ぐタイナネスだが、ついに尻もちをつかされ背中をマットにつかされる。
バタフライガードにもボディロックに出たガフロフ、背中を譲って立ち上がったタイナネスは再び倒され、バックを許す。タイナネスは背中を譲ったまま立ち上がり、スイッチからコブラ、サイドバックを習い鉄槌を落とす。キムラで耐えるタイナネスだが、尻もちをつかされた形から立ち上がり、ワキを潜られバックを許す。最後の20秒で胸を合わせたタイナネスがシングルレッグを切り、鉄槌から胸を合わせたところでタイムアップに。
ジャッジは割れ、ガフロフに凱歌が挙がりタイナネスは初黒星を喫した。