この星の格闘技を追いかける

【ONE FN10】マイルハイで、疲れが顕著に。オク・レユンがローウェン・タイナネスを3-0で下す

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
オク・レユン(韓国)
Def.3-0
ローウェン・タイナネス(米国)

左ローを蹴るオクに対し、タイナネスが右オーバーハンドから組む気配を見せる。オクがジャブから右を伸ばし、タイナネスが右カーフを蹴る。距離を詰めてボディを殴ったオクは、さらにカーフから左ミドルを入れる。引き続きオクは右アッパー、ボディを入れてジャブ、右を伸ばす。打撃の圧を掛けるオクに対し、タイナネスは右フック、オーバーハンドを繰り出してカーフを蹴る。ケージを背負ったタイナネスにパンチをまとめたオクだが、タイナネスも右フックを返す。

オクはアッパーを突き上げ、ここでクリンチの攻防に。押し込まれたオクは右エルボーを入れ、タイナネスはヒザを繰り出す。タイナネスも左ヒジを入れ、間合いが離れるとオクが前蹴りを入れる。タイナネスはヒザ、左右のフックを見せてカーフへ。誘い込むような動きのタイナネス、いつテイクダウンを見せるか。

オクは左ボディ、タイナネスが左右のフック&左ミドル、さらに右フックと両者が激しい攻防を繰り返す。ボディを入れ、ヒザからパンチをまとめたタイナネスが終盤盛り返すラウンドとなった。

2R、まず右カーフを蹴ったタイナネスはワンツーの打ち合いから、ジャブを受ける。オクはジャブを続け、間合いを取ったタイナネスのカーフで蹴られてもワンツーを入れる。ここでタイナネスが初めてテイクダウンを狙い、ダブルレッグで上を取る。オクはフックガードを取り、下で耐える状態に。右側に一気にパスを狙ったタイナネスは、嫌がって背中を見せたオクのバックを取る。

後方へ右ヒジを繰り出すオクが、足をフックさせないようケージを蹴りに行く。腕の上から右足をフックしたタイナネスに対し、オクが振り払う。それでもワンフックを取ったタイナネスはオクの立ち上がり際に両足をフックする。自ら着地し、胸を合わせてきたオクをケージに押し込んだタイナネスはエルボーからヒザを被弾。オクがヒジ&エルボー、オクがダーティーボクシングを繰り出すが、疲れを感じさせる表情を見せた。

最終回、インターバル中にオクも明らかに疲れを見せたオクに対し、USAチャントを受けるタイナネスはジャブを連続で被弾する。口を開けたタイナネスは、右カーフや左フックを繰り出し、必死に前に出るとボディ、ダーティーボクシングで殴っていく。オクもパンチを返し、タイナネスが左ハイを蹴る。オクはワンツー、タイナネスが残り2分30秒を切ってダブルレッグを決める。

成す術なく下になったオクは、口を開けてフックガードへ。左に回ったタイナネスは背中をつけさせ、オクが背中を見せる。ワンフックを許し立ち上がったオクは、ここも自ら下りたタイナネスにケージに押し込まれる。ウィザーで耐えるオクが離れる。最後の30秒、フックからダブルレッグのタイナネスがスクランブルでも最後にキレのある動きを見せ、パンチを打ち合ったところで時間に。

ラウンドマストでない分、難しい判断となった試合は3-0でオク・レユンに凱歌が挙がった。ダメージ云々よりも、疲れが顕著だったタイナネスが軍門に下った形か。


PR
PR

関連記事

Movie