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【ONE TNT03】初回のバックグラブを耐えきったオク・レユン、マラット・ガフロフに判定勝ち

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
オク・レユン(韓国)
Def.3-0
マラット・ガフロフ(ロシア)

それほど膨らんでいないガフロフ、身長で上回るオク・レユンが右カーフを蹴っていく。ケージまで下がったガフロフは、3発のカーフが既に効いているか。ダブルレッグでドライブし、ケージにオク・レユンを押し込んだガフロフ。ウィザーのオク・レユンを前方に崩し、パンチからバックに回る。背中を取ったガフロフはスタンドで両足をフックしてパンチを打ちつける。後頭部パンチに一度注意が入り、鉄槌、ワキの下からのアッパーと入れるガフロフに、もう1度注意が与えられる。

ガフロフは絞めに切り替え、アゴの上からネックロック気味にRNCを狙う。オク・レユンが手首を掴んで耐えるが、ガフロフはパームトゥパームで絞め、四の字フックを続ける。オク・レユンが後方へエルボーを入れて我慢の時間も、弱冠の余裕は感じられるか。オク・レユンはグラウンドへ行かないことで、ガフロフのバックグラブを耐えきった。

2R、ワンツーからパンチをまとめたオク・レユンは、ガフロフのダブルレッグにヒザを顔面に打ちつける。それでもケージに押し込んだガフロフはウィザーのオク・レユンに対し、ヒザも急所に入る。試合は続行され、オク・レユンがダブルレッグを切りつつエルボーを頭部に落としていく。執拗にダブルレッグを続けるガフロフに、頭を股間の下に置き体を捩じることで耐えきり、バックを伺う。

前方に落とされたオク・レユンは、三角絞めへ。オモプラッタに移行しつつパンチを入れたオク・レユンだが、クローズドガードに落ち着く。再度、三角を仕掛けたオク・レユン、ガフロフは腕を送られないように対処するが、下からのパンチを嫌がる。鉄槌を落としたガフロフが、クローズドガードの中に収まりラウンド終了を迎えた。

最終回、オク・レユンが右カーフロー、続いてワンツーへ。打撃戦に応じることができないガフロフは、足を効かされガスアウトが顕著だ。ダブルレッグを切ったオク・レユンがパンチを纏め、左フックをクリーンヒットさせる。さらに左ボディフック、右ストレートを決めたオク・レユンがカーフを2発蹴る。動きが止まったガフロフにワンツーを打ち込んだオク・レユンは、ダブルレッグからバックも許さずケージを背負っても倒れない。

残り2分、頭を下げられヒザをついたガフロフの激しい息遣いが聞こえてくる。一度は尻もちをつかされたオク・レユンだが、すぐに立ち上がる。ボディロックからバックに回ったガフロフは見事なコントロールで、前方に落とされることなく両足をフックへ。

維持できないとみたオク・レユンが着地すると、逆にオク・レユンがバックに回る。アームロック狙いで下になったガフロフから、上を取り背中にオク・レユンがついたところで時間となった。

結果、オク・レユンが3-0で勝利。勝者コールに叫び声を挙げたオク・レユンは、ガフロフに握手を求めて感謝の意を表した。


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