【ONE40】右拳負傷のジェヘ・ユースタキオが、ジアーニ・スッバを寄せ付けず。文句無しの判定勝ち
<バンタム級/5分3R>
ジェヘ・ユースタキオ(フィリピン)
Def.3-0
ジアーニ・スッバ(マレーシア)
身長差20センチ、小さなユースタキオに対してスッバは前蹴り、ロー、左ジャブで距離を取る。ユースタキオは飛び込みに対して左をアウトから合わせようとし、右ハイを見せる。スッバは右をヒットし、動きが一瞬止まったユースタキオに組みつく。ユースタキオが態勢を入れ替えるが、ケージを掴んだと注意を受ける。右ハイからスイッチしたスッバにユースタキオが右ミドルを入れる。スッバはオーソに戻すが、スイッチした度に右ミドルを被弾する。さらに右ローから右フックを放つユースタキオは、テイクダウン狙いを切って逆にスッバをケージに押し込む。ヒザを腿に入れたユースタキオは、足の甲をスタンプし、スッバの首相撲からのヒザ蹴り、左右のハイキックを見切ってラウンド終了を迎えた。
2R、ユースタキオはスッバの二段蹴りをかわし、力強い右ミドルを蹴り込む。オーソのスッバに左ストレートを伸ばし、前に出てくるところでクリンチから右フックを打ち込んで離れる。ユースタキオが左フックから右ストレート、右ハイ2発で攻勢に。続けて左アッパーから右ミドル、右フックを打ち込む。手が出せなくなったスッバのテイクダウン狙いを切ったユースタキオは、間合いを外して余裕綽々のファイトに。スッバのダブルレッグ、ハイクロッチに移行されてもテイクダウンを許さなかったユースタキオは、逆にケージにスッバを押し込み、離れて後ろ回し蹴りを見せたところでラウンド終了を迎える。
最終回、ユースタキオは左フック、サイドキックを放つ。右ストレートから前蹴り、スピードの違いを見せつけるかのようなエウスタキーオは、スッバの顔面に左ストレートを入れる。ワンツーから右ハイ、右ストレート、右ボディストレート、好きなように攻めるユースタキオのプレッシャーにスッバは飲み込まれてしまったかのようだ。攻撃が届かないスッバ、ユースタキオは右フックから左フックを打ち込む。下がったスッバを無理に追いかけないユースタキオ。しかし、残り1分でスッバがテイクダウンに成功する。すぐに立ち上がったユースタキオに対し、スッバは最後に組みついていく試合終了となった。
1Rの一発以外、まるで危ないシーンがなかったユースタキオが3-0で完勝し、試合の2週間前に右の拳を負傷していたことを明かした。