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【Pan BJJ】フェザーはパウロが逃げ切り、ライトはナジミがエスティマロックで優勝

Feather【写真】フェザー級を制したパウロ。世界大会はフェザーかライトフェザーか、どちらのエントリーになるのか(C)IBJJF

17日(木・現地時間)から20日(日・同)にかけて、米国カリフォルニア州アーヴァインのブレン・イベントセンターにてIBJJF主催のブラジリアン柔術パン選手権が行われた。世界選手権への前哨戦として、多くの強豪が顔を揃えたこの大会の男子アダルト黒帯の部レポート。第2弾はフェザー級とライト級の模様を紹介したい。 

<フェザー級決勝/10分1R>
パウロ・ミヤオ(ブラジル)
Def. by 6-6 アドバンテージ 1-0
オズワルド・モイジーニョ(ブラジル)

順調に勝ち上がったミヤオ兄パウロ(シセロ・コスタ)に対し、ケイシーニョことモイジーニョ(アレス)は、準決勝で先日ヨーロピアンにおいてパウロを倒して優勝したマーシオ・アンドレをループチョーク(小手絞り)で絞め落として決勝進出を決めた。ベリンボロのディフェンスを熟知し、ミヤオ兄弟のどちらにも部のいいモイジーニョが相手ということで、ヨーロピアンに続きパウロが優勝を逃す可能性も高いかと思われた。

試合開始後、予想通りダブルガードを取る両者。ここからパウロが立ち上がると、どういう判断なのかパウロに2点が与えられた。そのままモイジーニョのズボンの裾を掴むと、積極的に横に回ってのパスを仕掛けるパウロ。が、それを足を効かせて防いだケイシーニョは、内掛けガードでパウロの片足に絡むと、もう一方の足首を手で掴んで後ろに倒して同点。その後両者がダブルガードに戻ると、以後はモダン柔術特有の、上下が入れ替わり合いながら、どちらが試合終了時にポイントで上回っているかを競う攻防となった。

4-4の同点となった後、ダブルガードから立ち上がりかけたパウロがアドバンテージを一つ奪取。その後改めて上になったことでポイント6-4とし、さらにアドバンテージでも1つリードすることに。ここでモイジーニョは、たとえ試合終了時に上になっていてもアドバンテージ差で勝てない状況に追い込まれてしまった。

残り時間も少なくなって来たところで立ち上がって6-6としたモイジーニョだが、まだアドバンテージ1つ負けている。そこで50/50からの足首固め等で足を狙ってアドバンテージを狙いにゆくが、パウロがそれを許さないまま試合終了。毎回接戦を繰り広げる両者だが、今回はパウロがポイントゲームをうまく制した形となった。

弟のジョアオ同様、トップゲームを披露しつつも、モダン柔術におけるポイント&アドバンテージ稼ぎをうまく利用して優勝を遂げたパウロ。世界前哨戦を制することとなったミヤオ兄弟は、6月には悲願の兄弟同時世界一の夢に挑むことになる。去年同様それぞれ一階級下げて臨むのか、それともヨーロピアンやパン大会と同じ階級で戦うのか、世界一を争うライバル達にとっても気になるところだろう。

Edwin Najmi<ライト級決勝戦/10分1R>
エドウィン・ナジミ(米国)
Def. by アキレス腱固め
フランシスコ・イトゥラーデ(エクアドル)

前回優勝のJTトレスが今回はミドル級参戦ということもあり、本命不在の混戦状態となったこのライト級。決勝に上がって来たのはホムロ・バハウの弟子にして新黒帯のナジミと、シニストロことイトゥラーデだった。ロスのアルメニアンコミュニティで育ったアメリカ人のナジミはマイキー・ムスメシと並び非ブラジル人決勝進出者となった。

試合開始後にシッティングガードを取ったイトゥラーデは、ナジミの両足をまとめて掴んでバランスを崩し、さらにタックルに移行してスイープに成功。早々に2点を先制した。

ここから師匠譲りのスパイダー・ガードを作ったナジミ。そのままスイープを仕掛けてバランスを崩してダブルガード状態に持ち込むと、イトゥラーデの右足を抱える。続けて両腕でグリップを組むエスティマ・ロックの形を作り、膝立ちになりながら捻りあげるとイトゥラーデがタップ!! 持ち前の極め力を存分に発揮したナジミが、黒帯初タイトルを獲得した。

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