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【F2W180】バレット・ヨシダも出場するF2Wで──アウジェス✖ロバトJr、タマ✖ナジミ戦実現

【写真】バレットのクルスフィックスRNCが極まるか(C)MMAPLANET

6 日(金・現地時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスのマリオットLAでF2W180が開催され、メインのノーギ・グラップリング戦でハファエル・ロバトJrがガブリエル・アウジェスと対戦する。

(C)SATOSHI NARITA

2017年と2019年のIBJJFムンジアル黒帯ミドル級世界王者のアウジェスにとっては、これが2021年に入って初めての実戦となる。

昨年もThird Coast Grappling とF2Wで合計3試合しか戦っておらず、しかもノーギは2019年にADCC世界大会88キロ級で2回戦でマテウス・ディニスに敗れて以来、1年11カ月ぶりだ。


対してロバトJrは2007年のムンジアル・スーパーヘビー級世界王者で、MMAでもBellatorミドル級で頂点に立ち、海綿状血管腫を理由に打撃有りからは撤退も、精力的に組み技戦に出場し続けている。

今年もF2Wではガブリエル・アルメイダらを破り2勝、WNOではジルベルト・ドゥリーニョに敗れているが、その間にIBJJF計のダラス・オープン、ダラス・ノーギ・オープン、オクラホマ・オープンと今年だけでも9試合も戦ってきた。

ノーギでの経験値と技術的な蓄積もロバトJrに軍配が挙がるが、アウジェスとしても本格的にIBJJFのトーナメントが再開されつつあるなか、試運転としてのF2W出場なのか、マイキー・ムスメシ張りに来年のADCCを狙って本格的にノーギにも挑戦をし始めるのか。その熱量がうかがい知れる一戦となりそうだ。

また2019年ノーギワールズ・ライト級王者のジョニー・タマが、エドウィン・ナジミと対戦する。ナジミは先月18日(日)にSUGでサブオンリー&ケージ・グラップリングに参戦しており、UFCとBellator、さらにPFLと北米メジャーMMAで戦ってきたジャレミー・ケネディをOTで破ったばかりだ。

この両者、2020年にF2Wの道着マッチで対戦しており、ナジミが判定勝ちを収めている。この時、試合の最後の最後にナジミが跳びつき三角を仕掛け、レフェリーは反則を取らなかったがタマがスラムと手段を取っており、ちょっとした因縁がある。

タマはこのところジアンニ・グリッポやオリヴィエ・タザらを相手に3連敗中で、また何かの拍子にフラストレーションを爆発させる危険さをはらんでいる。

なお、今大会にはバレット・ヨシダも出場。スパイダーガードの名手マウシリオ・チンギーニャの黒帯ジェフ・ノラスコと対戦する。道着マッチで行われるこの一戦、バレットによると水曜日にオファーを受けて、それに応じたという。スパイダー✖クルスフィックスRNCの対決が見られるか──バレットの雄姿が視られるだけでも楽しみな今週末のF2Wだ。

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