この星の格闘技を追いかける

【UFN28】vsジャカレへ。サンディエゴの岡見「良いんです、勝てば」

Yushin Okami

【写真】 インタビュー中も非常に落ち着き、穏やかな笑顔を浮かべ続けていた岡見勇信(C)MMAPLANET

9月4日(水・現地時間)、UFC Fight Night 28でグラップリング界の雄、MMAでも急激な進歩を見せるホナウド・ジャカレと対戦する岡見勇信インタビュー、後編。

この大切な一戦を迎えるにあたって、色んなものを吹っ切り、精神的にも充実した表情で語る岡見は、相当な決意を持ってジャカレ戦に臨む。
<岡見勇信インタビュー、Part.01はコチラから>

――心身ともに充実しているのが、岡見選手の話し振りから伝わってきます。

「まぁ、妻が一緒に来てくれて、凄くリラックスできていますからね」

――ところで、今回のキャンプに際し、2カ月間家を借りているそうですが、凄く立派な日本では余り見られない大きな物件でした。

「大家さんが日本人の方で、色々と助けていただきました。磯野さんにも付き合ってもらっていますし、宿泊先は自分達も含め用意しないといけなかったのですが、最初はモーテルでも借りようと思っていたんです。キッチンがついているタイプなら安く済みますし。でも、サマーシーズンだからか全然、部屋が取れなくて。

できるだけジムに近い、チュラビスタに拠点を置きたいという希望もあり、今、借りているあの家も、最初は厳しかったんです。それを大家さんの旦那さんが、スポーツが好きな人で、『頑張ってください』って貸してもらえたんです」

――本当に普通に芸能人が、恵比須や目黒のこじゃれたマンションに住んでいるくらいの家賃のようですし、レンタカー代、追加のセコンドのチケット代など考えると、相当な投資になりますね。

「次の試合に関していうと、儲かるとか儲からないとか、そういうことじゃないです。良いんです、勝てば。勝つために必要な費用ですし、結果、勝てばウィン・ボーナスが儲けになります。ハハハハ。出費は本当にたくさん、凄いことになっていますけど、今回はしょうがないです。新しい場所でやることになったんだし、お金は掛かっていますけど、勝たないと何も始まらないですから。

自分が良いと思って、ここにやってきたので。それだけ投資する価値がある練習ができています。まぁ、奥さんには申し訳ないですけど(笑)」

――奥方とはサンディエゴで別れ、ベロオリゾンチには向かわれないそうですね。

「まぁ、ブラジルの治安を考えると、一緒でない方が良いかと思ったんです」

――岡見選手の三食を用意するために、サンディエゴで2カ月を過ごしてくれた奥様には、本当に感謝の念しか浮かんでこないのではないですか。

「そうですね。ストレスだって溜まっていると思います。だから、日曜日は奥さんタイムを作って、過ごしているんです。UFCは毎回勝負なんですが、今回は特に色々と環境も変えたので、絶対に負けられないです。本当にアライアンスMMAでの練習も含め、サンディエゴは最高ですね(笑)。良い環境で、練習できました」

――そのような言葉が出てくること自体、順調に仕上がっている証明だと思います。

「もう、やるだけのことはやりました。根をつめた練習はもう良いんじゃないですかね。スパーも上がりましたし、あとはパットなり、コンディショニング・トレーニングをするだけの調整期間になります。スパーリングもフィル・デイヴィスと散々とやりましたし、他に良い選手もいっぱいるんで。柔術ユニバーシティから黒帯で、ライトヘビー級でMMAを戦っている選手を呼んでくれたりして、色んなコーチの存在も含め、もの凄く助けてもらいました」

――では、試合前に作戦など話すことはできないですが、ジャカレと戦ううえでもっとも大切なことは何かを教えてもらえないでしょうか。

「しっかりとプレッシャーを掛けて、前に出る。下がるよりも前に出て戦うということですね。ジャカレが組み技でなくガンガンと打撃で攻めてきても、組み技でやってきても、どっちでも戦えるように心の準備をしておきます」

――やはり、相当落ち着いているような気がします。

「落ち着けています。色んなことを吹っ切ったんで、この試合に向けて。結婚したことで、チーム・クエストからアライアンスに籍を移し、色々なことが変わる契機になりました。これまで僕を鍛えてくれた方達への感謝の気持ちを忘れずに、戦ってきます」

――残り2週間、じっくりと調整し、体調の管理に励んでください。

「ハイ、ケガのないよう過ごしてブラジルに向かいます。ありがとうございました」

PR
PR

関連記事

Arzalet

Road FC43

Movie