【Rolls Gracie Cup】茶フェザー級は石橋が優勝。SFは新村、杉本、タンノらが勝利!!
【写真】スーパーファイト出場選手とヘイゾン・グレイシー(C)HIROYUKI KATO
4日(日)、東京都台東区の台東リバーサイドスポーツセンターにて、国際連盟が認める柔術段位の最高位”赤帯9段を持つヘイゾン・グレイシー氏が自身の弟の名前を銘打った大会『Rolls Gracie CUP』が行われた。
Text by Hiroyuki Kato
開会の挨拶でヘイゾン氏は、「弟のホーウスは柔術を進化させた一人であり、現代MMAにおいても柔術の重要性を知らしめた一人だと思っています。この日本の地で、ホーウスの名前を冠につけた大会ができ、関係者の皆様、日本の柔術家の皆様に大変感謝しています。試合出場の皆様の健闘をお祈りします」と感謝の言葉を述べた。
今大会では黒帯マッチは実現しなかったが、アダルト茶帯フェザー級にプロ修斗等で実績を残す石橋佳大(DUROジム)が参戦。順当に勝ち上がり決勝で若林琢磨(MAX柔術アカデミー&ヨガスタジオ)と対戦した。
引き込んだ若林が、柔術家らしい柔軟な動きで石橋の上からのパスガードを流していく試合展開。中盤に何度もオモプラッタに捉えるが極めきれず、逆に終盤に若林のディープハーフを逃れた石橋が一気にバック奪取。大逆転で優勝をきめた。
またスペシャルマッチ4試合では、アダルト紫帯80キロ契約の新村康行×山田洋平は、引き込んだ山田のスパイダーガードに新村が苦戦するも、残り30秒で圧を強めた新村がパスして勝利。
アダルト紫帯ルースター級契約の杉本寛樹×長谷部悠は、下になったアジア王者の杉本が巧みなガードワークで試合を支配。スイープを数度決めるなど、格の違いをみせつけた。
そして大会のメインイベントになったアダルト茶帯-78キロ契約マッチ=高橋昌嗣×ホブソン・タンノは、試合開始早々に引き込んだタンノが三角に捉え、そのまま一本勝ちを決め、この鮮やかな勝利に会場は大いに沸いた。