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【UFC】現役引退&人材発掘大使就任のミノタウロ・ノゲイラから、日本のファンへメッセージ

Minotauro【写真】ついに引退を発表したミノタウロ。ぜひとも、日本で10カウントゴングで送り出したい──というのが、日本のファンの想いだろう(C)MMAPLANET

1 日(火・現地時間)、UFCよりアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの引退とアスリート・リレーション・アンバサダーの就任が発表された。

8月1日のUFC190におけるステファン・シュトルーフ戦の敗北を受け、ダナ・ホワイトからも引退勧告があり、UFCの要職に就くことを要請されていたミノタウロが、ついに現役を退くことに同意したことになる。

今回のタレント発掘大使の就任に関しては、ミタノウロはチーム・ノゲイラを率い2005年5月から2011年10月の間にミノタウロ・ファイツを主宰。ジュニオール・ドス・サントスやルイス・カーニ、ハファエル・カバウカンチらに、UFCを始めとするメジャー進出への足掛かりを与えてきた実績を持つ。

そんなミノタウロの引退に際し、ダナ・ホワイトはプレスリリース上で「ビッグ・ノグはMMA界のレジェンドだ。彼は世界中のファンとファイターから尊敬されてきた。彼の試合を見ることは喜びだったし、リタイアを決めたことも嬉しい。アンバサダー就任はUFCにとって大きな強み財産となる。彼の新しい人生の一章を共にすることが楽しみだ」と語っている。

そしてミノタウロも「UFCとの関係を前進させることができとても光栄だよ。いつも新しい才能の発掘に情熱を燃やしてきたし、これからもそれを続けることになる。世界中から若い才能の見つけ、成長させる手助けをしていきたい。ダナ・ホワイト、ロレンゾ・ファティータ、フランク・ファティータには全幅の信頼を寄せている。オクタゴンの外でこのスポーツの成長に寄与し、大きな成果が残せることを信じている」というコメントを寄せている。

実際問題として、UFCとしてはミノタウロの知名度をティト・オーティズやステファン・ボナーのようにBellator&Spikeに横取りはされたくない。チャック・リデルやマット・ヒューズ、そしてBJ・ペンと同じく囲っておきたいというのが本音のところだろう。ズッファとミノタウロの間にまだ2試合の契約が残っていた時点での引退発表と、アンバサダー就任の決定もその辺りの事情に絡んでのことだと思われる。何よりも日本のファンにとっては、『噂される』大晦日のイベントとの関係は気になるところだ。

MMAPLANETではリオにいるミノタウロから、現役引退に際し日本のファンへのメッセージが届いたので、ここに記しておきたい。

アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
日本で私は最高の日々と過ごした。私のベストメモリーはPRIDEで戦った日々であり、日本のファンと過ごした時間だよ。凄く日本が恋しい。また、新しいショーがあるから見てみたいけど、今はUFCとの新しい仕事にフォーカスしている。若く才能のあるファイターの発掘と成長の後押し、これはずっと以前から自分が考え実行してきたことでもあるし、UFCと共にこの仕事ができることが嬉しい。日本にも私が見つけた新しい選手を連れて行きたい。そして9月27日の日本大会、できれば私も見に行きたいと思っているし、エキサイティングショーになることを願っているよ

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