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【TOPKING WS】ブアカーオ、クレビン&ジャニエフ2回戦へ。ペトロシアン弟はコンスタンティノフに敗れる

TOPKING WS【写真】TOPKINGの顔と言うべきブアカーオを始め4人のファイターが、決勝トーナメント進出を決めた(C)TOPKING

13日(土・現地時間)、ベラルーシの首都ミンスクのミンスク・サーカスでTOPKING World Series「Belarus Tournament」が開催され、全16選手参加の70キロトーナメント=TOPKING World Series 70キロトーナメント1回戦のうち4試合が行われた。

<TOPKING WS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
Def.3-0
ジャン・チャンヌー(中国)

同大会はムエタイやボクシング用具メーカーのTOPKINGのナリト・ウングラジャーン氏が立ち上げたイベント。3分3R制のムエタイルール(ただし消極的な首相撲はブレイクが入る)を採用し、今大会から70キロの16選手参加によるワールドトーナメントがスタートした。トーナメントはこのベラルーシ大会と11月1日(土・同)のフランス・パリのシルク・ディベール・ブーグリオヌ大会の2大会で1回戦4試合ずつを行い、それぞれ4人のイリミネーションラウンド勝者を決定。両大会の勝者8人によるファイナル・トーナメントがタイで争われる予定となっており、優勝賞金は500万バーツ(約1650万円)、準優勝は300万バーツ、3位には100万バーツと賞金もかなりの高額だ。

試合形式も試合前に選手がワイクルーを踊り、試合中にはタイの民族音楽が流れる完全ムエタイ仕様。観客もミドルキックやヒザ蹴りに合わせて「オーイ!! オーイ!!」と掛け声し、首相撲からの崩しにも声援を送るムエタイ式の応援で盛り上げた。

トーナメント第1試合では地元アンドレイ・クレビンがエイサ・アラマダー・ネザムを強烈なミドルと首相撲で完封。第2試合はサウスポーのハヤール・ジャニエフが序盤から左ヒジと左ストレートでヴェセリン・ヴェセリノフを攻め込み、首相撲でも優位に立つと、試合終了間際にはスピニングヒールキックも披露。ヴェセリノフを下して1回戦突破を決めた。

第3試合はアルメン・ペトロシアン×デュミトロ・コンスタンティノフ。実兄ジョルジオ・ペトロシアンがセコンドについたアルメンは、兄と違いオーソドックスに構え、じりじりとプレッシャーをかけて右ロー、ワンツーで飛び込む。コンスタンティノフは下がりながら右のショート、スピニングバックエルボーで応戦。2Rもアルメンが前に出てコンスタンティノフが下がりながらカウンターを狙う展開が続く。3Rはお互いに一発攻撃を出しては組みつくという攻防が続いて、大きな差がないまま試合終了。前に出て攻撃したアルメン、距離を取りながらカウンターを合わせるコンスタンティノフという試合は、コンスタンティノフに判定で凱歌が挙がった。

そしてトーナメントの最終試合には、この日の主役といっても過言ではないブアカーオ・バンチャメークが登場。貫録たっぷりに入場したブアカーオは、中国のジャン・チャンヌーに対して初回から強さを見せつける。チャンヌーにコーナーやロープを背負わせるブアカーオはジャブ、前蹴り、左ミドル。チャンヌーの蹴りをキャッチしてタイナー(相手の蹴り足を掴んでの蹴り・ヒザ)を見舞い、チャンヌーのパンチをしっかりとブロックして、距離が詰まればすぐさまヒジ打ち。再びチャンヌーの蹴り足をキャッチすると、豪快に転ばせた。

2Rもブアカーオが左ミドルを蹴りながらプレッシャーをかけ、下がるチャンヌーに飛びヒザ蹴り。首相撲でチャンヌーのバランスを崩すと、倒れ際に蹴りを放って会場をどよめかせる。チャンヌーのボディにヒザ蹴りを突き刺したブアカーオは左フックでボディをえぐり、パンチとヒザ蹴りでボディを攻め、そこから顔面へのヒジにつなげる。3Rに入るとブアカーオはジャンプしてのヒジを繰り出す余裕も見せ、パンチ、ヒジ、ヒザ蹴りで猛攻。左目尻をカットし、ロープを背負うチャンヌーのボディにヒザ蹴りをグサリと突き刺し、最後まで攻め続けてチャンヌーに圧勝した。

この結果でブアカーオ、コンスタンティノフ、ジャニエフ、クレビンの2回戦進出が決定。11月のパリ大会ではマラット・グリゴリアン、アブラハム・ロクエニ、リース・マカリスターらが2回戦への切符をかけて激突することになる。なおスーパーファイト3試合はルンラウィー・サシプラパーがベラルーシのデュミトリー・ヴァレーの右ハイキックにKO負けした他、タイ勢が全滅という意外な結果に終わった。東欧随一のムエタイルール浸透国、ベラルーシのファイターにも今後、注目が必要かもしれない。

■TOPKING World Series Belarus試合結果

<TOPKING WS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
Def.3-0
ジャン・チャンヌー(中国)

<TOPKING WS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
デュミトロ・コンスタンティノフ(ウクライナ)
Def.3-0
アルメン・ペトロシアン(イタリア)

<TOPKING WS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
ハヤール・ジャニエフ(ロシア)
Def.3-0
ヴェセリン・ヴェセリノフ(ブルガリア)

<TOPKING WS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
アンドレイ・クレビン(ベラルーシ)
Def.3-0
エイサ・アラマダー・ネザム(イラン)

<スーパーファイト/63.5キロ/3分3R>
デュミトリー・ヴァレー(ベラルーシ)
Def.1R by KO
ルンラウィー・サシプラパー(タイ)

<スーパーファイト/76キロ/3分3R>
デュミトリー・ヴァレン(ベラルーシ)
Def.2R by KO
パノン・トップキングボクシング(タイ)

<64キロ/3分3R>
イゴール・リブシェンコ(ウクライナ)
Def.3R by TKO
ヨークペット・ペットカセム(タイ)

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