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【Special】HALEOと共に日本の美徳を後世に伝える。ホルトンCEO<02> 「世界一になるメンタリティ」

2014.08.13

David Halton【写真】ボディプラス・インターナショナル代表デービット・ホルトン氏。(C)Bodyplus International

HALEOブランドで格闘技界ではお馴染みのサプリメントを販売するボディプラス・インターナショナルのデービット・ホルトンCEOインタビュー後編。

仙台在住のカナダ人のホルトン氏が、三崎和雄との出会いにより、日本の古き良い美徳を世に伝える重責を担うことを決意。MMAを通し日本の美徳を若い世代に広める。そして10年、20年先を見たHALEOの目指す計画とは。

<デービット・ホルトン インタビューPart01はコチラから>

――現在、HALEOの活動を通じて、多くのアスリートや格闘家と触れ合っていますが、その想いをどのように日本の人々に伝えらえると考えていますか。

「どのような仕事をしていても、人生の教訓は伝えることが出来ると思います。言葉や想いがダイレクトに伝わる――、その一番の方法は歌だと思います。ただ、それ以外の方法でも日常の言動と選択によって、自分のメッセージを伝えることができます。私の現在のメインビジネスは、エクササイズや食生活の改善による健康的なライフスタイルを推奨して人々の生活向上のお手伝いをすることです。

私たちのビジネスでは、毎日、短期的に利益を増やすために質の劣る製品を造ること、サービスの質を下げるといったような選択肢も存在します。製品やサービスの質の現状に満足してしまうこともできます。

常に私どものミッションに、私たち自身が忠実であれば、誰もが弊社のサプリメントを使ったり、HALEOが作成した資料に目を通してもらえることで、このメッセージを感じ取ってもらえると信じています。人間は物質的なものにも、魂が宿っているのか、そうでないかを本能的に認識できるはずです」

――ホルトンCEOやHALEOでは数多くのMMAファイターをサポートしていますが、日本の良さを日本人が理解するために、格闘技が重要だと捉えているというころでしょうか。

「格闘技は日本人には欠かせないと思います。自己鍛錬、敬意、謙虚さなど、素晴らしい社会の基礎となる特性を人々に備え付けることができます。正直、様々な要因から日本人から、この大切な特性が徐々に失われてきていると私は感じています。ですから、格闘技を通じてこの精神を広めたいと思っています。本来は日本人のDNAとして体内、精神にしみこんでいる日本人の精神性、文化を格闘技から学ぶことが出来ます。

同時にスポーツは言語や習慣の違いというバリアーを超えることができ、スポーツ以上にこの理念を広めるのに適した方法はありません。私は世界に国境はないと感じているので、格闘技を通じ日本だけでなく、世界中にこの精神を広めたいと思っています。そして、世界中でMMAが盛んになってきたので今こそ、その絶好の機会だと考えています」

――ではMMAシーンに目を向けてみます。カナダ人のホルトンCEOの目から見て、日本のMMAファイターが世界のトップシーンで戦うには、何が必要だと考えていますか。

「日本人は外の世界を見る必要があると思います。私は幸運にもカナダで生まれ育ち、裕福でなくとも母は何年かに一度は夏休みに私を日本に行かせてくれましたし、少し大きくなると車で寝たりしながらもアメリカのあちこちを旅したこともあります。大人になってから、あの時に他の国で経験した事柄から、どれだけ精神的に影響を受けたかに気が付きました。

誰も知らない所に行くことを恐れず、むしろそのチャレンジを楽しみにし、頼れる人が誰もいないところで、新しい仲間のネットワークと新しい人生を築くのです。アメリカはビジネス、スポーツその他どんな形の競争でも世界の頂点にいます。アメリカ人が事業を起こす時、彼らのメンタリティは『アメリカで一番になりたい』のではなく、『世界一になりたい』ということなのです。

UFCのファイターを見てください。アメリカには日本やブラジルその他の国々のような格闘技の歴史はありません。それなのにこんなに早く、世界のトップレベルにのし上がることができました。

日本の若者たちは日本一を超えた見方をしなくてはなりません。世界一になるというメンタリティを身につけるべきです。格闘技を含め、どんな競争にあってもそのメンタリティがより高いレベルに押し上げてくれます。実際、それが私の生涯のミッションであると思っています。UFCその他のスポーツで日本人チャンピオンを生むサポートをし、世界の舞台でチャレンジするメンタリティを植え付けることができれば、社会全体、ビジネスの発展、学生や政府にとっても有益となります」

――現実問題として何が必要だと考えていますか。

「チャンピオンを生みだすには、適切な施設とコーチがなくてはなりません。大切なことは決して現状に満足しないことです。何ごとにおいても、絶えず学ぶことを忘れず、自分自身を強化しなくてはなりません。この精神がアスリートやコーチたちに浸透すれば、あとは時間の問題です。出来るか出来ないかの問題ではありません」

――そのためにホルトンCEOは、何か具体的なプランをお持ちですか。

「今まさに、これを実現するための施設を東京に創ることを計画中です。ただ困難なのは、チャンピオンを生むために全てのテクノロジーを備えたMMAメガジムが欠かせないのですが、その建設にはかなりの投資が必要なことです。今のファイターたちはトレーニングやコーチ、設備などをカバーできるほど十分な報酬を受けてはいません。ですからビジネスとして成立するジムを作らなくてはならず、それに最も適した場所は東京だと思っています。

また全国的にも、子供たちを教えるだけでなく、プロのファイターを目指す人達のためにも機能する小規模のサテライトジムや姉妹ジムも計画しています。誰にも未来は予測できませんし、私は1年先くらいまでしかフォーカスしたくありませんが、おそらくこの計画は10年から20年かかるだろうと思います」

――そのビジョンを実現するためには、いくつもの困難が待ち受けていることは想像に難くありません。

「私は今やりたいと思っていることは、何でも実現可能だと信じています。不可能という言葉は知りません。しかし、歳を取るにつれ、精神的にも身体的にも絶えずアクセルを踏み続けるには限界があることに気が付き始めています。だからこそ、この目的を達成するために、私たちの情熱を共有する人たちを必要な限り大勢集め、ミッションに参加してもらうことが何よりも大きなチャレンジだと思っています」

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