＜バンタム級T準決勝／5分1R＞
テニーシャ・テネント（米国）
Def.3-0:10-9.10-9.10-9
ホープ・チェイス（米国）

対照的な試合が初戦を勝ち抜いた2人の対戦。体は小刻みに動かすが、初戦と比較して慎重な立ち上がりのチェイスに対し、テネントが前蹴りと左ジャブを見せる。と、チェイスはダブルレッグを仕掛けてケージにテネントを押し込む。初戦とは全く違う戦いを見せた曲者チェイスはシングルレッグへ移行するが、テネントもテイクダウンを許さない。

ならばと左を差したチェイスは、ウィザーからの投げのタイミングで離れる。テネントは右ストレートを伸ばし、チェイスが左フックを振るう。その左を受けたテネントは、シングルレッグでケージに押し込まれ、エルボーを頭部に打ち込む。

一つのテイクダウンが命取りになるなか、倒れなかったテネントは右ロングを当てる。チェイスは後ろ回し蹴りから、スーパーマンパンチ、さらに左を振るって前に出る。勢いのあるパンチをかわしながらも、下がったテネントはシングルでケージに押し込まれる。ヒザを受けて離れたチェイスのスピニングエルボーは空振りに。

テネントが右ハイ、直後に空振りとなったチェイスが勢いのある後ろ回し蹴りを見せる。ここから2度組みに行ったチェイスは、テイクダウンこそ奪えなかったが常に能動的な動きを貫いたものの──ジャッジは3者ともテネントを支持した。

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