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【DWTNCS S04 Ep07】タジキスタンのテコンドーJr世界王者ナミモフ、アマBOX64勝のウォルフに注目

【写真】やはり蹴り技勝負か(C)TITAN FC

15日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDana White’s Tuesday Night Contender Series 2020年シリーズ第7週が開催される。

5試合で4人の契約も珍しくない今年のコンテンダーシリーズ、今大会には男女のアマ他競技の好成績を残している2選手に注目したい。


1人目はセミのフェザー級でコリン・エングリンと対戦するムハンマジョン・ナミモフだ。現在はラスベガス在住のナミモフは、1994年にタジキスタンの首都ドゥンシャンベで生を受けた──MMA戦績5勝0敗のファイターだ。

ナミモフは幼少の頃からテコンドーを学び、顔面殴打有りの北朝鮮に本部を置くITFテコンドーで活躍し、18歳だった2012年にエストニアのタリンで開かれたジュニア世界選手権69キロ級で優勝している。

Titan FCのケージでも蹴り主体のファイトを見せてきたナミモフは、7月にはローでKO勝ちを収めている。仮にテコンドー特有のティットラチャギ=後ろ回し蹴りでダメージを与えるようなことがあれば、キャリア6勝でUFCと契約ということもあるだろう。

もう一人の他競技で成功を収めている出場選手は、女子フェザー級のダニエル・ウォルフだ。ウォルフは25歳でボクシングを始め、一貫してアマで戦績を積みゴールデン・グローブ全米王者、リングサイドボクシング世界王者を3度獲得、このほか全米ナショナルでも2013年から2015年にかけて3連覇を果たしている、しかし五輪予選では敗退し、その後は152ポンドから五輪で階級のない165ポンドに階級を上げ、MMA転向を目指し柔術の練習を始めた。

アマボクシングで通算64勝9敗という戦績を残しているウォルフだが、なんとMMA初戦が今回のコンテンダーシリーズとなる。そのうえ対戦相手は今年3月にInvicta FCのワンナイトT=フェニックスシリーズ03バンタム級トーナメントを制したテニーシャ・テネントが相手となる。

フェニックスシリーズといえばUFCへの登竜門、キャリアの少ない選手が集まった前回トーナメントを──アウトキックボクシングで制したテネントのオクタゴン挑戦はコンテンダーシリーズを経由することになった。

テネントはバンタム級、対してウォルフはボクシングでは17ポンド=7キロ重い階級で戦ってきただけに体格差は気になるところだ。

果たして37歳、フィジカルで優るボクサーがMMA初陣でどのような試合を見せるだろうか。ナイモフのテコンドーMMAとともに必見だ。

■視聴方法(予定)
9月16日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■DWTNCS S04 Ep07対戦カード

<ミドル級/5分3R>
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)
ジョーダン・ウィリアムス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ムハンマジョン・ナミモフ(タジキスタン)
コリン・エングリン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
コリー・コピー(米国)
マイケル・ロンバード(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ダニエル・ウォルフ(米国)
テニーシャ・テネント(米国)

<フェザー級/5分3R>
カイル・ドリスコール(米国)
ディニス・パイヴァ(米国)

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