【Shooto2020#01】「しっかりと準備できている」ラカイ戦士を19歳のサムレー=平良達郎が迎え撃つ
【写真】19歳、キャリア6戦目の平良がラカイを迎え撃つ (C)SUSTAIN
2日(金)、Sustainより1月26日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦2020年度第1弾でチーム・ラカイより、ジェロム・ワナワンとジャレッド・ライアン・アルマザンの出場が発表された。
同大会では既に初代女子スーパーアトム級王座決定戦トーナメントに準々決勝にゼファーニャ・ンガヤが参戦し大島沙緒里と対戦すること既報の通りだ。
23日(月)に田丸匠✖藤井伸樹、齋藤翼の負傷欠場で手塚基伸が魚井フルスイングが相対するバンタム級2試合が組まれることが明らかとなっており、修斗世界ストロー級王座決定戦=小巻洋平✖箕輪ひろば、環太平洋フェザー級王者TOMAが2度目の防衛戦で仲山貴志を迎え撃つなど上位カードに加え、この1週間の追加カードの発表で大会骨子が見えてきた。
ワナワンとアルマザンはジアン・クラウド・サクレッグとともに5月に修斗に初出場を果たし、それぞれが黒澤亮平、箕輪に敗れており巻き返しが掛かった差来日となる。ONE出場メンバー、Brave CF出場組に対して、ラカイ第3グループというべき彼らは修斗で結果を残すことが、キャリアアップの近道となるだけに連敗は許されないという気持ちもあるだろう。
そんな両者を迎え撃つのは、猿丸ジュンジと平良達郎というまるでキャリアの違う2人となる。ストロー級無冠のトップファイターの猿丸は、2019年ブレイクスルー・シューター=倉本一真が「練習での強さはスバ抜けている」と評する。その潜在能力もそろそろケージのなかで出し切れるようにならないと、ベルト争いから脱落してしまう。特に元王者の黒澤が勝利したワナワン相手にはしっかりとした決着が求められる。
来年には34歳を迎える猿丸がキャリア26戦の持ち主であるのに対し、平良は19歳でキャリア5勝(※無敗)という新鋭だ。2017年の全日本アマ修斗フライ級王者で、昨年の修斗新人王トーナメントでもフライ級を制し、MVPに輝いている。
沖縄で松根良太に育てられた平良は、パラエストラ千葉系のアマ修斗優勝者にあたる。師・松根を始め、扇久保博正、内藤のび太は世界王者、児山佳宏、岡田遼は環太平洋王者になったようにパレ千葉ネットワークからのアマ修斗日本一は、プロでもしっかりと結果を残してきた。平良は修斗を体現するウェルラウンダーで、修斗で戦うことにプライドを持っている。
11月の地元・沖縄大会ではWardogフライ級王者でRoad FC出場経験もある大翔をパウンドアウトで一方的に下している。今回、過去の対戦相手にないフィジカルを誇るアルマザンに対して、どのような若きサムレー=平良がどのような修斗を見せることができるのか、非常に楽しみだ。
また教え子が2度目の修斗参戦を果たす、ラカイ総帥マーク・サンジャオから以下のような意気込みが届いている。マーク・サンジャオ
「今回こそ、良い結果が出るだろう。チーム・ラカイにとっても2度目の修斗への出場ということもあり、前回よりも理解が深まり、5月の時よりもしっかりと準備もできているから、ジェロムとジャレッドの2人が揃って勝利することを期待している」