【Grachan42 X Gladiator011】遅報 好勝負が続き、これからが見えた大会で桜井隆多が王者に
【写真】魂の激勝、桜井隆多がGrandウェルター級王座を手にした (C)MMAPLANET
22日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOでGRACHAN42✖GLADIATOR011が開催され2人のGRNAD新チャンピオンが誕生し、グラチャン・ライト級チャンピオンの山本琢也が王座防衛に成功──個人、そして両プロモーションの2020年のストーリーに通じる好ファイトが続いた。
メインのGrandウェルター級選手権試合では挑戦者の桜井隆多は、序盤から王者ルクク・ダリの打撃に苦しめられる。
2Rに入るとテイクダウンを潰されパウンドを集中され、セコンドの川尻達也がバトンと投げ入れようかというところで腰を切って腕十字へ。足をすくって上を取るとクラッチを切り、ダリの右腕を伸ばして48歳の王座戴冠となった。
Grachanライト級選手権試合はチャンピオン山本とチャレンジャーの植田豊が、激しい攻守の交代を見せ何度も試合が決まるかーーというシーンが続いた。
攻めて、攻められと疲労困憊になるなか山本が死力を振り絞り、パウンドアウトで植田を振り切った。
Grandウェルター級王座挑戦者決定戦は長岡弘樹が、初回と2Rと徹底して組みつきケージレスリングでウィル・チョープをコントロールし続ける。最終回はスイッチからバックを許しRNCで逆転負けの危機もあったが、最後は胸を合わせてトップを維持し、見事な判定勝ちを収めている。
グラチャン初陣の獅庵は、坂巻魁斗に対して鋭い踏み込みからパンチを入れ、テイクダウンもしっかりと切り続ける。坂巻もそれでも打撃から組みで流れを掴もうとするが、獅庵のパンチを受けた左目の周囲が大きく腫れあがり2R開始と同時にドクターストップでTKO勝ち。グラチャン・バンタム級で再浮上が十分に期待できる戦いぶりだった。
グラチャン・フライ級チャンピオンの松場貴志とGladiatorフライ級王者NavEとの間で争われたGrandフライ級王座決定戦は、松葉がテイクダウンではなく打撃勝負へ。
その打撃が良い程度に荒れており、ここでNavEはペースを狂わせ自分の間合いで戦うことができなくなる。結果、最後までその粗いパンチで攻勢だった松場が初代Grandフライ級王座に輝いた。
宮城友一と石綱テツオのフライの一戦は、両者パンチを当て組みの中でヒザやヒジを打ち合う互角の攻防に。
2Rになると宮城のジャブ、そしてローの精度が石綱を上回りスプリット判定勝ちを収めている。
※今大会の詳細は後日掲載します。
■ Grachan42✖Gladitoar011試合結果
<Grandウェルター級選手権試合/5分3R>
桜井隆多(日本)
Def.2R2分56秒by 腕十字
ルクク・ダリ(コンゴ)
<Grachanライト級選手権試合/5分3R>
山本琢也(日本)
Def.2R4分34秒by TKO
植田豊(日本)
<Grandウェルター級王座挑戦者決定戦/5分3R>
長岡弘樹(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ウィル・チョープ(米国)
<フェザー級/5分2R>
小島勝志(日本)
Draw.0-0
アンディ・タン(香港)
<バンタム級/5分2R>
獅庵(日本)
Def.2R0分00秒by TKO
坂巻魁斗(日本)
<Grandフライ級王座決定戦/5分3R>
松場貴志(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
NavE(日本)
<フライ級/5分2R>
宮城友一(日本)
Def.2-1
石綱テツオ(日本)
<ライトフライ級/5分2R>
若林耕平(日本)
Draw.1-1
児玉勇也(日本)
<バンタム級/5分2R>
伊藤空也(日本)
Def.3-0
山内雄輔(日本)
<キック・スーパーヘビー級/3分3R>
内田ノボル(日本)
Def.1R3分00秒by TKO
楠ジャイロ(ブラジル)
<バンタム級/5分2R>
道端正司(日本)
Def.2R4分21秒by RNC
大前健太(日本)
<バンタム級/5分2R>
松本尚大(日本)
Def.1R1分46秒by TKO
奥野真利(日本)
<フライ級/5分2R>
宮内拓海(日本)
Def.1R3分24秒by RNC
ねこ☆佐々木(日本)
<フェザー級/5分2R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
Def.2R2分25秒by TKO
ワタナベ 関羽 マサノリ(日本)