【UFC245】バンタム級転向初戦のジョゼ・アルド。互角の勝負も、スプリットでマルロン・モラエスに下る
<バンタム級/5分3R>
マルロン・モラエス(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジョゼ・アルド(ブラジル)
バンタム級初戦のアルドは、いきなり左ハイを受けて足が泳ぐ。続けて左ハイを2発見せたモラエスは一旦動きを落ち着かせると右フック、そして左ハイを繰り出す。さらにステップインから左を当てたモラエスに対し、アルドは左ジャブを伸ばして右を狙う。ここで右ローを蹴ったモラエスが、左ストレートを伸ばして右フックにつなげる。
モラエスは右クロス、左ジャブ、さらに右フックと一方的な流れの中で後ろ回し蹴りまで披露する。回りながら距離、タイミングを支配するモラエスが左ロー、そして左ストレートをヒットする。それでも右を当てたアルドが、下がるモラエスにパンチを纏める。たまらず組みついたモラエスは、大きくアルドに宙を回せてテイクダウン──初回を取った。
2R、右ストレートから左ハイを繰り出すモラエスが、アルドの左ジャブに右ストレートをカウンターで打ち込む。アルドも右フックを当てたが、モラエスがすぐに打ち返す。ボディを伸ばしたアルドが右フック、そして左ジャブをヒットさせる。アルドは左ボディを効かせ、下がるようになったモラエスに左ジャブも入れていく。さらに右、左フック、そして右を打ち込んだアルドが圧力を強める。
腹、顔面とパンチを被弾する数が増えたモラエスは左右に回って手数が減り、後ろ回し蹴りを見せる。右フックをテンプルに当て、跳びヒザも見せたアルドはボディから右アッパーを突き上げる。モラエスは左ハイの後に左ストレートをヒットさせるも、この回はアルドが取り返した。
最終回、ハグからハイタッチで戦いが再開──アルドが右ストレートをヒットする。ジャブをトリプルで決めたモラエスだが、前に出るのはアルドの方だ。回るモラエスに対し、アルドは右を入れ、ボディストレートへ。これは空振りになるが、サークリングからのステップイン&ジャブというモラエスの攻撃には意を介さないで追い続ける。
跳びヒザを避けて笑ったモラエスだが、余りにも手数が少ない。ワンツーから右ストレートを打ったアルドが印象点でモラエスを上回る。それでもジャブ、右を放ち、右ハイを狙ったモラエスは後ろ回し蹴り、さらに右ローから左フックを決める。ここで攻撃を纏めたいモラエスは、組みから離れ際にワンツーをヒットさせる。
さらに左を当てたモラエスは、最後に後ろ回し蹴りを見せタイムアップと共に勝利をアピール。アルドもセコンドを交えて喜びの表情を見せる。初回はモラエス、2Rはアルド。最終回は前に出るのはアルドで、回りながら攻撃を当てていたのはモラエスだったが──スプリットに割れ、モラエスに凱歌が挙がった。