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【DEEP93】プロ3戦目で、しなしさとこに挑む──にっせー─02─「沖縄の女の人って強いんです!!」

Nisse【写真】計量でもインタビュー中でも──とにかく笑顔のにっせー。沖縄からJEWELSへ。そしてONEを目指す(C)MMAPLANET

15日(日)、東京都大田区の大田区総合体育館で行われるDEEP 93 IMPACTで、しなしさとこと対戦するにっせーインタビュー後編。
プロデビューから9カ月&3戦目で女王と戦うにっせーの想いを尋ねた。

<にっせーインタビューPart.01はコチラから>


──決して層が厚くない日本の女子MMAにあって、ミクロ級は最軽量になりますね。

「ハイ、私は身長が150センチしかないのでミクロ級が一番合っています。トーナメントがあると前の試合の計量の時に知って、佐伯代表から勝ったらあるかもしれないよって(笑)」

私もそんな深くは考えていないので。『あっ、あるんだ。出れるのかぁ』って(笑)」

──そしてトーナメントの前に、最強しなし選手と戦うと。

「そうなんですよ。フフフフ。でも、自分はこれまで3回程しなし選手との試合を断っているんです。この試合は……前のジムの代表がOKしてしまっていたんです。アハハハハ」

──アハハハって……(笑)。

「闘心がなくなって友人にマネージメントをお願いしているのですが、彼女にJEWELSから『発表しますよ』って連絡があって。ハハハハ」

──にっせー選手がまた、そこで笑える強心臓の持ち主であることは分かりました。

「技術的に……実力的に全然、しなし選手に勝てる気はしていないので若さとスタミナで勝負しようと思います」

──あぁ、NGワードですね(笑)。若さという一言で、しなし選手がより気持ちが強くなります。

「アハハハハ。でも若さだけです。勝てるのは。それでも、このタイミングでしなし選手と戦うことができるのは凄くありがたいです。今の自分の実力を知ることができて。これからやっていくうえで、良い経験になりますし──それがトーナメントに生きてくるかと思っています」

──ミクロ級だと、他にどのような面子と戦うことを想定していますか。

「マドレーヌ選手に玉田(育子)選手、ヤバイですね……レベルの差が凄いと思います。ちゃんと、このトーナメントで優勝して将来はONEで戦いたいんです。でもONEにはこの階級がないんですよね。ウフフ。なのでミクロ級を獲ったらアトムに行きたいと思います。普段は50キロなのでアトムでも全然戦えるので」

──ONEというのは良い目のつけどころかもしれないです。東南アジアの女子選手は小さな選手が多いでしょうし。ONEで戦いたいのは、そういうことからですか。

「やっぱり金銭面ですよね」

──アハハハ。単刀直入で良いかと思います。

「自分、兄弟が6人にいて経済的には裕福な家庭ではなかったので。親を楽にさせてあげたいなって。おばあちゃんも、そうだし……。今、家族は東京に応援にきてくれるぐらい応援してくれるようになったので、ちゃんと期待に応えたいと思っています」

──しかし、プロデビューから9カ月でしなし選手と戦うのですね。

「それが女子MMAの現状ですし、逆にチャンスだと思っています。私がプロで結果を残せば、沖縄で女子MMAが注目されると思うんです。沖縄の女の人って強いんです!! 自分より強い人がたくさんいます。体も骨太で強く、運動神経が良くて。そういう人達にもっとMMAを広めていければと思います。

そのためにもホント、しなし選手に爪痕を残したいです!!」

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