【DEEP112】しなしが首投げでテイクダウンを奪い、3年2カ月ぶりの復帰戦で古林に判定勝利
【写真】やはり、しなしといえば首投げだ (C)MMAPLANET
<女子ミクロ級/5分2R>
しなしさとこ(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.19-19.
古林礼名(日本)
※19-19のマスト判定はしなし
開始早々、古林が距離を詰める。しなしは足を使って左ジャブを突く。前に出て来る古林に右ストレートを当てたしなし、しかし古林が左右の連打からしなしをケージに詰めた。左腕を首に回して組み付くしなしは、ビクトルから古林の右足を取り外ヒールへ。足を抜いた古林がサイドバックからパンチを浴びせる。しなしはオーバーフックから立ち上がった。しなしが左ジャブを突きながら右ローを見せる。組んだしなしは首投げでテイクダウンに成功した。スクランブルに持ち込む古林をガブってケージに押し込んでいく。ヒザを突き刺しながら首投げを見せたしなし、しかし古林がそれを潰してスタンドに戻る。古林の左ジャブに、しなしが右クロスを合わせた。左右のストレートを見せる古林に、しなしが右スピニングバックフィストを繰り出す。
サークリングするしなしの左ジャブ、さらに右が当たると古林が下がるように。しなしは右スピニングバックフィストを放った際に足を滑らせてしまう。立ち上がったしなしは、幾度も右を当てながら古林を下がらせる。小林の右も当たるが、しなしも右スピニングバックフィストを見せた。
最終回、距離を詰める古林に、しなしが右ストレートを当てる。古林もパンチを繰り出すが、しなしの顔面になかなか届かない。なおも前進する古林を首投げでグラウンドに引きづりこんだしなしは、バックに回ってパンチを連打する。立ち上がる古林、しなしも立ち上がってそのままケージに押し込んだ。
展開できないとみるや、離れたしなしに、古林はパンチで遅いかかる。やや疲労が見えるしなしは、距離を詰められると古林の右足を狙いにいく。足を抜いた古林はパウンドを落としながらトップへ。古林のリストを抑えるしなしが、右足を取って腕十字へ。古林が、すぐに腕を抜いてパウンドを連打する。
亀になってパンチを浴びるしなし。古林は立ち上がったしなしをケージに押し込みながら、バックをうかがう。しなしが左腕を古林の首に回し払い腰でテイクダウンへ。古林がスクランブルに持ち込む。立ち上がったしなしは、再び相手の首を抱えたが、古林がダブルレッグからシングルレッグに切り替えて押し込む。しなしは古林の右腕をキムラの形で抱えるも、押し込まれたまま試合を終えた。
裁定は1人のジャッジが19-19のドローだったものの(マスト判定はしなし)、残り2人がフルマークでしなしへ。3年2カ月ぶりの復帰戦を判定勝利でかざったしなしは、「もう少し心温かく見守ってください。もう少し挑戦したいです」とアピールした。