【DEEP112】新DEEP暫定フェザー級チャンピオン神田コウヤ「RIZINでトップに加わって行ける自負はある」
【写真】十分にRIZINフェザー級トップ戦線に加わる力はあるだろう。そして対戦を拒否られるタイプでもあるはず(C)MMAPLANET
11日(土)に開催されたDEEP112で五明宏人を破った神田コウヤがDEEP暫定フェザー級王座を獲得した。
フルマークの判定勝ちは、両者のキャリアの差を考えると不思議ではない。ただし、試合内容でいえば数字には表れていない部分で楽ではなかった。ピンチに陥ってもエスケープを続け、気持ちが折れないで戦った五明に対し、神田も自らに妥協することなくやるべきことをやり抜いた。
ここでは試合後の共同インタビューから、MMAPLANETの質問に対する神田の受け答えをお伝えしたい。
──正直、キャリア4戦目の五明選手との王座決定戦が決まった時は『舐めるな』という気持ちはなかったですか。
「そうですね、そういう気持ちは勿論ありました。けど今日、肌で感じてむしろ舐めていたのは自分だったんじゃないかと思わされました」
──実は遠い距離から組みついて、ワキを潜ってバックを奪取。割と一方的な試合になるのではないかという見方もしていました。五明選手がねちっこい組みの展開にを凌ぎ、気持ちを切らさなかったのは驚きでした。そこで焦りとかはなかったですか。
「予想外の出来事が起こるのは、戦いのなかで常なので。毎回、そういうことが試合の中で起こっているので、そこは今までの経験を生かして冷静に戦うことができたなと思っています」
──そのこと自体を問題視するつもりはないのですが、審判の注意が入らないところでもヒザが急所に入ったことがあったかと思います。アレが続くと、神田選手自身がやるべきこと遂行するのに『急所があるかも』と躊躇してしまうことはなかったですか。
「ちゃんと止めて注意してくれたので。後半、3Rはやってこなかったですし。そこはまぁ何もないです」
──日本のフェザー級は若い選手の成長があり、盛り上がる兆しがあります。4月と5月のRIZINでも、今後の動向が決まっていくような注目のカードが既に発表されています。あの戦いの中に加わっていきたいという気持ちは?
「もちろんあります。けど、自分は出たくてもオファーがなかったりすれば出られない。自分がRIZINのオファーを断っているということは一切ないので。むしろオファーは欲しいです。そこは自分では何ともならないので、ただこうやって中村(大介)選手にしてもそうですし、青井(人)選手とか強い選手と戦い続けてきました。自分のやるべきことは強い選手と戦って勝つことなので。それ以上でも、それ以下でもないです」
──オファーがあれば、今はRIZINという場でどれだけできるという自信がありますか。
「そこは相性とか、その日のコンディションによると思うんですけど、まぁトップには加わって行けるという自負はありますね」