【Bellator ES06】テイクダウン狙いに苦しんだエドワーズが、スプリットでシップマンに競り勝つ
<ミドル級/5分3R>
ファビアン・エドワーズ(英国)
Def.2-1:30-27.29-28.29-28
マイク・シップマン(英国)
エドワーズの左フックに組みついたシップマンがケージに押し込んでヒザ蹴り、これが急所に入り試合が中断する。再開後、左を被弾しながらシップマンが再びクリンチへ。離れたシップマンに対し、エドワーズは左フックをカウンターで当てる。シップマンも右ストレートを伸ばし、パンチから組んでシングルレッグへ。スプロールしたエドワーズだが、ケージに詰められた状態が続く。
こうなると体を入れて離れたエドワーズを後押しする声が増える。しかし、エドワーズの左は当たらず再びケージを背にしたところで初回が終わった。
2R開始直後にシップマンがケージにエドワーズを押し込みダブルレッグへ。左腕を差して耐えるエドワーズだが、シングルから再びダブルに移行したシップマンがついにテイクダウンを決める。クローズドを割り立ち上がってパウンドを落とそうとしたシップマン、その隙をついてエドワーズが立ち上がり、がぶられた状態から離れる。
残り半分、エドワーズは左を当て左ハイへ。さらに右フックを放ち、自らテイクダウンを狙う。がぶってバックを伺うシップマン。エドワーズはテイクダウンを取り返して、ポイントを優位に持ち込みたかったのか……。がぶりから離れたシップマンは左に回り、エドワーズが追いかける展開に。組んできたシップマンにオーバーハンドの左を当てたエドワーズが左ローを入れたが、ジャッジの判断は難しい5分となった。
最終回、すぐに組みに行ったシップマンは左を被弾してもんどりうつ。直後にダブルレッグで尻もちをつかされたエドワーズは、首を抱えてケージを背負う状態に。足を束ねられ、厳しい局面のエドワーズがハーフから起き上ろうとするがシップマンが潰す。ここで立ち上がったシップマンが足を捌きに行くが、エドワーズは後方回転から立ち上がって離れることに成功する。
右フック、右ミドルハイを放ったエドワーズは左アッパー、続いて左ストレートを当てる。シップマンはダブルからシングルへ。エドワーズは回ってエルボーからフックを連続で打ちこむ。シップマンは左に回り、エドワーズは左アッパーを打ちこむ。動きが落ちたシップマンにショートのエルボー、左右フックを入れたエドワーズが、ここで組みついてバックへ。自ら下になったシップマンを抑え、エドワーズはタイムアップを迎えた。
ジャッジの裁定は割れエドワーズが判定勝ちを収めた──が、30-27はないと言わざるを得ない。そして、このでは勝者がシップマンを「足を使ってばかり」と非難しFワードを発した。