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【DEEP & Pancrase in Osaka】12年振りのパンクラス出場、前田吉朗。いちょう✖ペリー!!!!

Maeda【写真】パンクラス大阪大会出場、前田吉朗(C) MMAPLANET

13日(火)にDEEPから、14日(水)にFREAKSから17日(日)に大阪市天王寺区の大阪国際交流センター大ホールで開催されるDEEP & PANCRASE 大阪大会の試合順が発表された。

対抗戦でなく合同興行、そして1枚のチケットで全試合が観戦できる平屋建てイベントは全16試合、プレリミを加えると17試合でDEEPが9試合、パンクラスが8試合。メインがパンクラスで、セミとその前がDEEP、プレリミがDEEPとスラックラインを渡るような絶妙なバランスがマッチメイクから見て取られる。


メインは実に12年振りのパンクラス公式戦出場となる前田吉朗。地元・大阪での試合は修斗公式戦が主だった前田の相手は、タイからやってくるペイヨングサックだ。実力は未知数としかいいようがないが、ペイヨングサックの練習仲間であるONEファイターの藤沢彰洋は「前田選手は打たれ弱くなってきた部分があるので、チャンスはあると思います」とこの試合について語っていた。

Kawahara再び大舞台を目指す川原波輝が、潤鎮魂歌と対戦するストロー級の一戦がセミで組まれた。

この試合に向けて東京で出稽古も行っていた川原は打撃だけでなく、グラップリングにおいても非凡なセンスを随所に見せ、首都圏在住の腕に自信のあるファイターたちを驚かせることもあった。

Perry vs Ichoこの他DEEPからは赤尾セイジ✖城田和秀、パンクラスでは土肥潤✖三村亘というバンタム級戦が5分✖3R戦で行われる。下位カードでは大阪大会限定出場の大ベテラン=中尾受太郎が嶋田伊吹とのマッチアップに臨む。

また第2試合で組まれたストロー級戦=いちょう“Snufkin”ともなが✖ふじい☆ペリーの一戦は、格闘技とともにある幸福論的な顔合わせ、そして両者にとっては絶対的に勝負論しかない対戦カードといえるだろう。

今大会、DEEPとパンクラスの看板を掲げてはいるが、プロモーターは一本化されている。そのなかで注目されるはレフェリーの陣容だ。現在、DEEPではJ-MOC勢が競技運営を担っている一方で、パンクラスは梅木良則氏率いるパンクラス審判部がその役割を任せられている。

競技運営にはルールの微差、採点方法の違いも存在し、ほとんど交互に組まれた両公式戦を裁くのは予想以上にハードなことが予想される。パンクラスは5分✖3Rでユニファイドに準じているが、オープンスコアリングシステムを採用している。またDEEPの3回戦はサッカーボールキック有り、ジャッジの裁定はドローの場合はマスト判定が存在する。

パンクラスのアンダーは3分✖3Rで、DEEPは5分✖2R──タイムキーパーも緊張を強いられるに違いない。いずれにしても、このごった煮間が今大会の最大の特徴といえるかもしれない。

なおDEEP & Pancrase大阪大会全試合カードの以下の通り。『P』がパンクラス公式戦で『D』がDEEP公式戦だ。

■ DEEP & Pancrase大阪 対戦カード

<フライ級/5分3R>『P』
前田吉朗(日本)
ペイヨングサック(タイ)

<ストロー級/5分3R>『D』
川原波輝(日本)
潤鎮魂歌(日本)

<バンタム級/5分3R>『D』
赤尾セイジ(日本)
城田和秀(日本)

<バンタム級/5分3R>『P』
土肥潤(日本)
三村亘(日本)

<ウェルター級/5分2R>『D』
中尾受太郎(日本)
嶋田伊吹(日本)

<バンタム級/3分3R>『P』
平田丈二(日本)
瀧口脩生(日本)

<ライト級/5分2R>『D』
泉彰洋(日本)
小川道的(日本)

<フェザー級/3分3R>『P』
中村晃司(日本)
冨田翔市(日本)

<フェザー級/5分2R>『D』
ハンセン玲雄(日本)
井上雄斗(日本)

<フェザー級/3分3R>『P』
キャプテン禎(日本)
堂園悠(日本)

<フライ級/5分2R>『D』
藤田健吾(日本)
西村大地(日本)

<バンタム級/3分3R>『P』
増田拓真(日本)
田中ハヤトスネ夫(日本)

<ライト級/5分2R>『D』
木村俊也(日本)
網藤雄太(日本)

<バンタム級/3分3R>『P』
中村公彦(日本)
修我(日本)

<ストロー級/5分2R>『D』
いちょう“Snufkin”ともなが(日本)
ふじい☆ペリー(日本)

<フライ級/3分3R>『P』
井上暉也(日本)
長屋正悟(日本)

<フライ級/5分2R>『D』
金森功祐(日本)
杉岡永輝亜(日本)

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