【DEEP Osaka2025 1st】栗山葵が復帰戦で鈴木BOSS遥を迎え撃つ。三村亘はGPリザーブ戦で延命そらと
【写真】再びベルトを目指して、栗山葵が復帰(C)SHOJIRO KAMEIKE
13日(木)、DEEP事務局が4月6日(日)に大阪市の錦秀会 住吉区民センター大ホールでDEEP Osaka Impact2025 1st roundの開催と、対戦カードを発表した。
Text by Shojiro Kameike
今大会では現在3連続KO勝利中の栗山葵が、昨年3月のDEEP大阪大会以来1年ぶりの試合で、鈴木”BOSS”遥と対戦。また、3月15日(土)に後楽園ホールで開幕するDEEPフェザー級GPのリザーブマッチとして、三村亘×延命そらの一戦がマッチアップされている。
栗山は昨年3月、地元・大阪でMANAに1R KO勝ちを収めたあと、5月26日のDEEP JEWELS45で中井りんが持つ同フライ級王座に挑むことが発表されていた。前年2月に一度敗れている中井へのリベンジと、ベルト奪取に向けて練習していたところ、4月10日にSNS上で練習中の怪我による欠場を報告していた。内側側副靱帯と前十字靭帯断裂により、歩くこともままならず、6月には手術を行っているという。
その栗山が約1年ぶりの復帰戦に臨む。対戦相手の鈴木も昨年11月、中井りんにKO負けを喫して以来の試合となる。小中とバレーボール、高校と大学ではハンドボール選手であったという鈴木は2021年にアマチュアMMAデビュー。2023年にプロデビューも2連敗を喫するも、その後2連勝を飾った。しかしトップファイター中井の壁に阻まれた形だ。とはいえアスリート競技者のMMA転向は、バスケットボール→HIMEのようにキャリアを重ねて化けることもある。
これまでの実績を考えると、伸びのある左ストレートを持つサウスポー栗山の優位は動かない。手術→リハビリを経て、栗山がどこまでコンディションを戻すことができているか。
8人のファイターによって争われるDEEPフェザー級GPは、3月23日のDEEP Tokyo Impact2025 1st roundと、この大阪大会でそれぞれリザーブファイトが組まれた(※東京大会では畠山祐輔と狩野優が対戦する)。2023年から地元・大阪で3連勝中の三村に対し、延命も2024年は4戦して全勝。しかも4勝は長いリーチを生かしたKOと、しぶといグラップリングからの一本勝ちで全てフィニッシュしている。同じく一発で仕留めるパンチ&レスリングで勝負する三村との一戦は、ハードなマッチアップとなった。
なお、この日は同じ大阪でGladiatorも開催されるが、現役ファイター&Wardog新代表で、グラジでは勝利した選手へのプレゼンターも務めている今村豊が出場し、これがプロ3戦目となる木下竜馬と対戦。今村が主宰するポーラージム大阪からは他にも2名の選手が参戦する。