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【Shooto 30th Anniv.T07】福岡発、後楽園ホールへ、本田良介「黒澤選手は強い。臆さず行きます」

Ryosuke Honda【写真】プーケットのタイガームエタイでも練習していたという本田。逆凱旋マッチでどのような姿を見せることができるか (C)MMAPLANET

22日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto 30th ANNIVERSARY TOUR07で、福岡在住の本田良介が元世界ストロー級チャンピオン黒澤亮平との一戦に挑む。

東京での活動に区切りをつけ、地元・福岡に戻った本田は6月に北九州で行われた闘裸男の安芸柊斗戦で勝利し、今回のチャンスが巡ってきた。

地方在住ファイターは試合機会という面で明らかなハンデを背負っているが、だからこそ本田は1戦に賭ける強い気持ちをもって後楽園ホールでの一戦に臨む。


──CAVE所属でプロデビューを果たした本田選手ですが、福岡にはいつ頃に戻ったのですか。

「今年の1月いっぱいまで東京にいました。もともとアマ修の頃は福岡にいてフィクサーというジムに所属していましたが、練習は出稽古中心でした。柔道をやっていたので柔道の練習をしたり、赤崎道場、レンジャージム、空手の元真武館の方たちとも稽古させてもらっていました。

東京にいるのは2年という風に目途を立てていたので、ここからは自分でやっていこうと福岡に戻ったんです」

──東京での経験をいかして、と。

「ハイ。東京での練習があったから、福岡に戻ってやっていけていると思っています。石渡(伸太郎)さんに教えてもらったことが自分の基礎になっています」

──帰郷してからはジムに所属せずにフリーとして活動しています。

「マネージメント……交渉なんかも1人でやること、色々なジムで練習させてもらい多くの選手と交流を持つことが社会人として経験に積むことになるのではないかと思ってフリーでやっています。練習場所も色々と自分で考えて、ボクシングジムやMMAの練習をするようになり……自分を追い込むというのか、甘えを無くすという部分で良かったと思っています」

──一つのジムで練習する方が合理的だという考えもあるかと思いますが、現状の練習の仕方はどこに長所があるのでしょうか。

「自分の動きを自分で見る回数が増えました。良し悪しを自分で発見するようになったことでしょうか……。東京での経験があって、今のように自立できたかと思います。フィジカル練習で筋肉の使い方、ボクシングでパンチの打ち方などをマンツーマンで指導を受けて、良い動き、悪い動きの両方の原因を探ってもらったりできているのも大きいです」

──それでも正直なところ、東京にいた方が試合のチャンスが多かったと思います。

Honda vs Aki「ハイ、だから6月の闘裸男の安芸(柊斗)戦で負ければ終わりだと考えていました。東京で試合をするには、また1年待つことになる……逆に勝った者が光を浴びることになる。そういう危機感は常に持っています」

──ONEのスポンサードを受けて、その資金をサステインは地方大会での勝者を東京に呼ぶという動きをしてくれていると思います。

「オファーがあった時は、また後楽園で試合ができることが本当に嬉しかったです。前に後楽園で戦った時は猿丸(ジュンジ)選手とああいう結果になってしまったので(※2Rに偶発的なローキックが急所に当たり、猿丸が試合続行不可能に。アクシデント発生時点までの裁定が採られ、テクニカル判定で敗れる。この敗戦が本田にとって唯一の黒星)、本当に嬉しいです。誰かが『後楽園ホールの借りは後楽園ホールでしか返せない』と言っていたのですが、しっかりと勝ちたいです」

──本田選手はその猿丸選手、1戦前の木内SKINNY ZONBIE崇雅選手とキャリア豊富な対戦相手が多かったです。

「倍以上ですよね(笑)。僕はプロデビューをしたのが25歳と遅かったので、キャリアどうこうといってゆっくりはしてはいられない。だから経験の多い選手と戦えることは歓迎していました」

──そういう意味では今回戦う黒澤亮平選手も元世界王者です

「一度上に立った人と戦って、自分がどんなものなのか試せますし、そういう選手との対戦を組んでくれたことに対しても素直に嬉しいです。黒澤選手のような相手と戦わないと、やっている意味がない……というとアレですけど、僕のようにスタートが遅かった人間は、常に自分を証明してかないといけないので。

黒澤選手は強いです。チームとしてパラエストラ松戸は仕上がっていますし。臆さず、行きます。やるだけです(笑)」

──気を付けるべき点は?

「思い切りの良い打撃が持ち味で、カウンターも上手いですがこちらから仕掛けて、下がらないで戦うようにします。流して勝つのではなくて、しっかりと勝ちたいです」

──フリーで福岡在住、セコンドはどなたを帯同されるのですか。

「いつも練習させてもらっているレンジャージムのハント代表と、赤崎道場で一番多くスパーをしてもらっている野尻(定由)君がついてくれます。野尻君はタフな練習をずっとしてくれる練習仲間です」

──福岡連合軍ですね。福岡でやっていることで、より負けたくない気持ちになるものでしょうか。

「それは……どこにいても負けたくないです。後楽園ホールで戦う機会をもらったので、ここで勝つと負けるのでは全く違ってくると思っています。今の流れから取り残されたくないので絶対に勝ちたいです」

──流れに取り残されない……上手く流れに乗ることができれば、この先にどのようなキャリアを考えていますか。

「先のことよりも、日曜日の試合の試合に勝つことが大切ですが、勝てばその先にタイトルマッチ、そこからRIZINやONEという上のステージに辿り着くだろうと思っています。そうですね……やっぱりONEのストロー級で戦いたいので、修斗の世界王座を目指すうえで黒澤選手にしっかりと勝ちたいです」

──では最後にその想いをお願いします。

「俺もいるんだぞ……戦績が少ないので、余り分かってもらえていないかもしれないですけど、キャリアのある選手、元世界王者でも勝てる。本田良介がいるんだぞっていうのを見せつけたいです」

■ Shooto 30th Anniv.T07対戦カード

<環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 岡田遼(日本)
[挑戦者] 安藤達也(日本)

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕(日本)
髙谷裕之(日本)

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
田丸匠(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤井伸樹(日本)
齋藤翼(日本)

<ストロー級/5分3R>
猿丸ジュンジ(日本)
中川マイケル(米国)

<ストロー級/5分3R>
本田良介(日本)
黒澤亮平(日本)

<Woman’s SHOOTO 50キロ・インフィニティリーグ2019/5分2R>
杉本恵(日本)
北野きゅう(日本)

<Woman’s SHOOTO 50キロ・インフィニティリーグ2019/5分2R>
原田よき(日本)
廣瀬里美(日本)

<フェザー級/5分2R>
久保村ヨシTERU(日本)
木下タケアキ(日本)

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