【UFC242】正規王者ヌルマゴメドフ、暫定王者ポイエーを組みで寄せ付けず。RNCで王座統一
<UFC世界ライト級王座統一戦/5分5R>
カビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.3R2分06秒by RNC
ダスティン・ポイエー(米国)
サウスポーに構えたポイエーが右ロー、場内はカビブ・チャントでヌルマゴメドフをサポートする。慎重な立ち上がりのなか、1分が経過しポイエーが左の蹴りを2つ見せる。ワンツーで当てて前に出たヌルマゴメドフがシングルレッグでケージにポイエーを詰め、テイクダウンへ。スクランブルでバックをコントロールのヌルマゴメドフは、ポイエーのスイッチをかわしてトップを奪取すると、そのままマウントへ。横向きから背中を向いたポイエーにアゴの上からRNCを仕掛けたヌルマゴメドフがパンチ攻撃に切り替える。
アゴを掴んでパンチを入れるヌルマゴメドフは、完全に背中を取るとRNCへ。しっかりと抑えられていなかったためポイエーが立ち上がる。正面から組んでいたヌルマゴメドフが、ワキを潜ってバックへ。一旦尻もちをつかされたポイエーは立ち上がり、ここもバックコントロールに対しスイッチを狙うが潰される。ケージを背負って、両足を伸ばして座るポイエーからマウントを奪ったヌルマゴメドフが強烈なエルボーを打ち下ろし、最後は立ち上がってパンチを振りまわすような形で一方的な初回を戦い終えた。
2R、流れを変えたいポイエーが左ストレートを伸ばす。ヌルマゴメドフは飛びヒザを見せ、ワンツー。ポイエーも左から右を返し、ワンツーを連続で入れるとヌルマゴメドフが下がりながらパンチを被弾する。左ミドルを入れ、左フック、さらに左ミドルを当てたポイエーだが、1分で動きが落ちる。ヌルマゴメドフはダブルレッグでテイクダウンを決めサイドへ。
ニーインベリーで抑え、ポイエーにシングルレッグを取らせるとヌルマゴメドフはがぶりからボディロック、足を束ねる得意のポジションへ。ケージを背負って耐えたポイエーは、最終的に背中を譲って立ち上がると、正面に回ったヌルマゴメドフがテイクダウンの圧力で削り続ける。シングルから体を捻るようにテイクダウンし、バックに回ったヌルマゴメドフ。ポイエーはダブルレッグで押し込まれた状態から一旦逃れるが、すぐに組まれてバックに回られる。小外掛けで倒し、立ち上がるとすぐにケージに押し込んだヌルマゴメドフがヒザを入れ、ポイエーを削り続けた。
3R、ポイエーが左ロー2発を入れるが、左のパンチをかわしたヌルマゴメドフがダブルレッグへ。ギロチンに取られたポイエーだが、ヌルマゴメドフはハーフから足を抜きかかる。腕だけで絞める形となったポイエーは、ギロチンが抜けると気持ちが折れたように背中を見せる。片足をフックし、RNを狙う正規王者。パンチからRNCを完成させ、完勝で王座統一に成功した。