【UFC299】ギロチンを狙い続けて劣勢のポイエーが大逆転。打ち合いから右フックでサンドニを沈める
<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
Def.2R2分32秒 by KO
ベノワ・サンドニ(フランス)
共にサウスポー。サンドニが左ローを連続で蹴っていく。ポイエーは左カーフを当てた。サンドニがダブルレッグで飛び込むと、ポイエーはカウンターで右腕をサンドニの首に巻いた。ギロチンで絞め上げると、サンドニが前転から立ち上がりバックに回る。ポイエーはレフェリーにグローブ掴みをアピールしたのか。しかし状況は変わらず、サンドニがパンチで削りながらスタンドの状態のままバックマウントへ。これを前に落としたポイエーに対しサンドニがパンチから組みついた。再びギロチンに捕えたポイエーだが、これも極まらずサンドニのヒザ蹴りを受けてしまう。
ポイエーのダブルレッグをキムラで返したサンドニが、ポイエーをケージに押し込みパンチとヒジを叩き込む。テイクダウンを狙うサンドニの首を、三度目のギロチンで捕らえたポイエーだが、やはり頭を抜かれてしまった。立ち上がろうとするポイエーのバックを奪ったサンドニが、バックマウントを奪取し四の字フックからパンチで削る。ポイエーが反転したところでサンドニが三角から腕十字に切り替えるも凌がれた。
2R、サンドニがプレスをかけてハイを見せる。ケージを背負ったポイエーの右フックがクリーンヒット。腰を落としたサンドニが組みつくと、ここでもポイエーがギロチンを狙うも極めることができない。バックマウントを奪ったサンドニがポイエーの体を伸ばす。ケージに背中を着け、左腕をポイエーの首に巻き付けていく。しかしポイエーが正対し、サンドニも立ち上がった。左アッパーを食らったサンドニがダブルレッグに切り替えると、やはりギロチンの体勢に入るポイエー。すぐに首を抜いたサンドニがパンチを振るうと、ポイエーも打ち返して壮絶な打ち合いに。
組まれるとギロチンを狙うポイエーは、このパターンを続けるのか――と思われた瞬間、右ボディから左ストレートのカウンターでダウンを奪う。ここで組みに来たサンドニに、またもギロチン! サンドニが打ち合いに戻ると、パンチで押し込み始めたポイエーの右フックがカウンターで炸裂し、ポイエーが大逆転KO勝ちを収めた。