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【DEEP91】DEEP初出場、佐藤洋一郎と対戦する安西信昌「これまでと違うアプローチで技術を使える」

Anzai【写真】自らの城を持った安西信昌 (C)TRI.H STUDIO

8日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP91 IMPACT。大塚隆史✖白川dark陸斗のバンタム級戦、横山恭介✖牛久絢太郎のフェザー級戦と並び、ウェルター級で安西信昌✖佐藤洋一郎が組まれている。

2014年8月にミドル級KOPからUFCと契約を果たし、昨年6月までオクタゴンで戦ってきた安西が、今大会で初めてDEEPのケージに足を踏み入れることとなった。

8月にはTRI.H Studio NARIMASUをオープンしたばかりの安西にUFCリリース後からこれまでも振り返り、この間の心境の変化を尋ねた。


──昨年6月以来の実戦復帰となります。UFCをリリースされた時、安西選手はMMAファイターとして、活動の軸をどこに置いていくつもりだったのでしょうか。

「あの時は何もなかったです。もともとUFCを目標に戦っていて、そこが全てだったので。UFCとの契約がなくなって、次にどこで戦おうかという考えにならなかったです」

──それは引退も頭にあったということでしょうか。

「正直、引退も考えました。それでも練習は7月からやっていて……でも、半年間ぐらいは気持ちは固まっていなかったです。12月に岡見さんのセコンドで豪州に行って、あの場が輝いて見えました。そして、続けようと決めました」

──それでも試合が決まるまで8カ月かかりました。

「海外で戦いたいというのがあって、色々と打診してもらっていたのですが、快い返答がなかったです。ようやく4月にロシアの大会に出ることが決まったのが、延期が続いて6月末になり、結局大会がなくなってしまって。もう海外は厳しいと感じて、国内で試合ができるところで戦おうと気持ちを切り替えました」

──そこでDEEPを選択したのは?

「DEEPで戦っている水野選手から『DEEPは出られるんじゃない?』という言葉を貰って(笑)。考えてみると、DEEPはウェルター級の選手も多いなと思ったんです」

──修斗やパンクラスだと、チャンピオンになればONEへの道が切り開けますが。

「どこで戦いたいとかは、ないですね。これまではUFC一色でしたが、それを今さら繰り返してもしょうがないという気持ちがあります。それよりも目の前の1試合、1試合をしっかりと戦う。その先にUFCがあるなら構いませんが、それよりも一つ一つの試合で自分を試したいと思っています」

──DEEPにはRIZINという道があります。

「そういう道が開けるのであれば、RIZINに行きます」

──この試合から遠ざかっている間にジムを開きました。

TRI H Studio「濱村(健)さんのTRI.H Studioの成増ということで8月1日からオープンしてやっています。こんなに何もしない時間が長いと、何かやらないといけないって思いました(笑)。

僕自身かなり長い間、格闘技を続けてきて得たモノも多いです。格闘技と向き合うことで成長できました。他にもそういう経験をしている人がいると思います。そういう気持ちの人が増えれば良いなという気持ちもありました」

──試合の40日前にジムをオープンというのも、凄いタイミングです。

「道場のオープンが先に決まっていたので、重なってしまいましたね。ただ試合に向けての練習は問題なくやってきました」

──では対戦相手の佐藤選手の印象は?

「強い動きのあるタフな選手です。ジャブを当てて、打ち合いになっても諦めない。結果、いつも激闘をしているような気がします。だからこそタフな選手だと思います。そのタフさ、根性で上回らないといけないです。ただ試合に関してはそういう姿勢で臨まないといけないとは思いますが、試合前はこれまでとは違いリラックスし、落ち着くことができています。今までのように『苦しんで絶対に負けない』っていう風に自分を追い込んでいたのとは違いますね」

──そのような心境になった要因は、どこにあると考えていますか。

「技術ですね。技術を信じている部分があるので。それもジムを開いて、指導をするようになったことが大きいです。人に教える、伝えるということは自分の動きを説明できないといけない。それがあるので色々なことの洗い直しをしました。そうすることで一つの動き、一つの技への理解が深まり、どこに利点や弱点があるのかなどが以前より分かるようになったんです。そうなることで、同じ技術でも使い方が変わってきたように感じします。

これまでと違うアプローチで技術が使えますね。その技術と気持ちと体力、しっかり三本柱で試合を作っていきたいと思っています」

──道場のためにという想いは?

「まだできたばかりですが、もちろん気合を入れてやらないといけない。そういう気持ちはあります」

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