【Pancrase308】トム・サントスの再起戦の相手は、6試合の合計試合タイムが418秒の雑賀ヤン坊達也に
【写真】ヤン坊の過去最長試合タイムは2分22秒。果たして、初回終了のゴングを聞くことはあるのか──(C)MMAPLANET
6日(火)、パンクラスより9月29日(日)に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催するPacrase308で暫定女子ストロー級王座決定4人トーナメントの一環として法DATE✖チャン・ヒョンジュ、ライト級でトム・サントス✖雑賀・ヤン坊・達也が組まれることが発表されている。
既に女子フライ級=マイラ・カントゥアリア✖端貴代、もう1試合の暫定女子ストロー級王座決定トーナメント準決勝で藤野恵実✖エジナ・トラキナス、フライ級で小川徹✖ライリー・ドゥトロ、フェザー級=田村一聖✖杉山和史などが明らかとなっているパンクラスの9月大会。
法DATEのMMAマッチは2016年11月のDEEP JEWELSでの飯塚貴子戦以来となり、この間に育成型BUDOエンターテイメント=SEI☆ZAでブラジルのタバタ・ヒッチ戦で合わせ技一本勝ちという結果を残している。対するチャン・ヒョンジュは韓国のAngel’s Fighting等でキャリアを積んできた選手で、日本人絡みでは鈴木万李弥にスプリット判定勝ちをしている。法DATE=3勝3敗、チャン・ヒョンジ=3勝2敗に対して、22勝11敗1分の藤野と7勝6敗1分のトラキナス。このトーナメントの振り分け方は、『いったい、どうしたパンクラス?』と思わざるを得ないのが正直なところだ。
そして7月のHEAT45でライト級王座を失ったサントスが、パンクラスで復帰戦に臨む一戦も発表された。サントスに挑むのはFighting NEXUSで4勝1敗、7月21日のパンクラス初戦でもKO勝ちしている雑賀だ。キャリア5勝1敗、唯一の敗北も含め全てが1RのKO決着という雑賀は、これまで6試合を経験しながら合計ファイトタイムが6分58秒という記録的な短さを誇る。
過去の対戦相手とパンクラスでも王座挑戦経験のあるサントスの力の差は明白だろう。ただし、サントスは2試合連続でパウンドを痛打されており、ダメージの蓄積が心配されるのも事実だ。KO必至の1戦は打撃の破壊力よりも、ディフェンス能力が問われる試合となるだろう。