【Gladiator010】キ・ウォンビンとライト級王座決定戦を戦うヴィトー・トファネリ「パーフェクトKOを」
7日(日)に大阪府堺市の堺市産業振興センターで開催されるGladiator 010で、韓国のキ・ウォンビンとライト級王座決定戦を戦うヴィトー・トファネリ。
ブラジルはサンパウロ州出身で、今では岐阜県可児市に住むフルコンタクト空手出身、キックボクシングとMMAの両刀使いトファネリに格闘技歴と、今回の1戦に向けての意気込みを尋ねた。
──キ・ウォンビンとのグラジエイター・ライト級王座決定戦が迫ってきたヴィトーです。よろしくお願いします。
「オネガイシマース。オッス。体重を落としながら、しっかりとトレーニングをして、体もメンタルも全く問題ないよ。万全の態勢で戦うよ」
──ヴィトーは日本在住なのですか。
「そうだよ。サンパウロのグアラレマ出身だけど、今は岐阜県の可児に住んでいる。僕は日系ブラジリアンじゃないけど、もう1年前からダニロ・ザノリニのジムでキックのインストラクターをやっているんだ。日本の礼儀正しいところが好きだし、毎日忙しく過ごしているよ」
──ブラジルと日本は生活習慣も違うし、大変なことはなかったですか。
「やっぱりブラジルと日本は全然違うね。でも、ちゃんとダニロに教わって、ジムの会員さんからも色々と教えてもらっているから、凄く住み心地は良いよ。日本で生活することで、僕の性格も変わったよ。ちゃんと日本の考え方、習慣に合わせて生活できている。練習は日本のしっかりした精神を生かして、練習から離れるとブラジルの楽しく、ハッピーな生き方をする。このままサムライ・スピリットでチャンピオンになるまで頑張るよ」
──おぉ、素晴らしいです。そんなヴィトーはどのような格闘技歴があるのですか。
「9歳から闘英館というフルコンタクト空手を始めたんだ。突きや蹴りを見て、練習したいと思ったんだよ。今は3段を持っているし、多くのタイトルを獲ることができたんだ」
──我々はサンパウロの空手といえばフランシスコ・フィリョなど極真のイメージが強いです。
「実はキックボクシングに転向してから、1年少しフィリョとは練習をしていたことがあって。技術的にもそうだし、精神的にも凄く成長させてもらったよ。空手はもうやることをやったし、他にチャレンジしたくなってキックに転向してね。キックの戦績は11勝5敗で、ブラジルでベルトを一本巻いて、日本ではホーストカップのランキング2位なんだ。
だから今はキックとMMAと両方やっていて、凄く楽しんでいるよ。キックもダニロと一緒にブラジリアン・タイでやっているし、それに柔術のクラスもあるからノーギの練習もしている。2つを合わせてMMAを戦うんだ」
──キ・ウォンビンは韓国の実力者で、組み技も強いです。
「この前、中国のMAX Fightで良い試合をしてグラジエイターからチャンスをもらうことができたので、必ず勝つよ。パーフェクトKOを大阪のファンに見せることを約束するから。アリガト―。オッス」