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【UFN154】コリアンゾンビ✖ヘナト・モイカノ──目には目を、拳には拳を、柔術に柔術を

UFN154【写真】コリアンゾンビ・スタイルは、モイカノを相手にしても不変か (C) Zuffa LLC/Getty Images

22日(土・現地時間)、サウスカロライナ州グリーンビルのヴォン・サクオアース・ウェルネス・アリーナでUFN on ESPN+12:UFN154「Moicano vs Korean Zombie」が開催される。メインはヘナト・モイカノ✖ジョン・チャンソンのフェザー級マッチだ。


モイカノは今年の2月にジョゼ・アルドにKO負けを喫して以来、4カ月と3週間のインターバルでの再起戦となり、ジョン・チャンソンはジャイー・ロドリゲスに衝撃的な振り上げエルボーでKO負けとなった昨年11月から半年ぶりの実戦を迎える。

いってみれば真っ向勝負の権化対決。互いに拳の届く距離で、アグレッシブに打撃を交換するであろう。パンチ勝負ならジョン・チャンソン、そのパンチ勝負のなかで前足となる左ミドルを有効に使い、組んでテイクダウンを狙うのがモイカノといったところか。

ひとたびテイクダウンを奪えば、モイカノはヒクソン・グレイシー系アタイジ・ジュニオールから授かったオールドスクールのMMAの軸となる柔術を全面的に打ち出してプレッシャーを掛けてくるだろう。対して、ジョン・チャンソンも戦極時代から披露していたようにガードワークは巧みで、サブミッションできる力もある。

32歳になったコリアンゾンビが、いつまでゾンビ・スタイルを維持できるのか。やってやられてのファイトは自ずとダメージを蓄積しやすいが、幸い試合間隔は十分に取れている。逆に初めてのKO負けからモイカノが、今回の試合に対してどのようなゲームプランで挑んで来るのか。いずれにせよ、ジョン・チャンソンは目には目を、拳には拳を──そして柔術には柔術をという戦いになる準備はできているはずだ。

■ UFN154対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
チョン・チャンソン(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バルベレナ(米国)
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)

<バンタム級/5分3R>
アンドレ・イーウェル(米国)
アンデウソン・ドスサントス(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
アンドレア・リー(米国)
モンタナ・デラローザ(米国)

<ミドル級/5分3R>
アレッシオ・デキリコ(イタリア)
ケヴィン・ホランド(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アシュレイ・ヨーダ(米国)
近藤朱里(日本)

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ(米国)
ケヴィン・アギラー(米国)

<ライト級/5分3R>
マット・ワイマン(米国)
ルイス・ペーニャ(イタリア)

<ヘビー級/5分3R>
アレン・クロウダー(米国)
ジョルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マキャン(英国)
アリアネ・リプスキ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
デロン・ウィン(米国)
エリック・スパイスリー(米国)

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