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【CJJW】延長でアルビナを下したアラルコンがバンタム級王者に。「IBJJFで道着の世界王者も目指す」

<CJJW2019バンタム級T決勝/10分1R>
リチャード・アラルコン(米国)
Def. Over Time by escape time
ヘズース・アルビナ(米国)

10thPlanet内予選を勝ち抜き、さらに所英男を破るなど決勝に進んだアルビナに対し、別の山からは初戦はOT、準々決勝と準決でパブロ・アルフォンゾ&ニック・ホンステインをRNCで下したアラコンが勝ち上がってきた。アルビナのテイクダウン狙いをかわしたアラルコンは、一本背負いを潰してバックを取る。両足のフックを外したアラコンは、上四方で のように首を直角にさせ、ワキを救って腕十字を仕掛ける。足のフックがないために立ち上がったアルビナがエスケープに成功する。

暫らく立ちレスが続くと、アラルコンはダブルレッグから円を描くようにアルビナの足を引っ張りテイクダウンに成功する。パスガードから上四方のアラコンに対し、背中を預けたアルビナは後ろに回られると、横回転でスクランブルに持ち込み試合がスタンドに戻る。

アラルコンのダブルレッグからリフトアップで、前方に落とされたアルビナは再びパスを許し、ボディに掌底を受ける。亀のアルビナにアナコンダを仕掛けたアラルコン、2人で時計回りで5回転、6回転と動き続ける。ついに腹ばいにはったアルビナは、もう一度仰向けにされるとマウントを取られるもチョークは外した。ブリッジから背中についてきたアラルコンを前方に落としたアルビナが粘りのファイトを決勝でも展開する。

アルビナはカニばさみを失敗し、続くスクランブルのなかでマルセロチンを狙う。アラルコンも反応し、試合はまたもスタンドへ。がっつりとしたガードワークでなくレスリング&スクランブルのグラップリングが展開され、アラルコンがダブルでアンクルピックを決めてトップへ。すぐにアルビナがスクランブルに持ち込み、立ちレスリングの状態で試合はタイムアップを迎えた。

オーバータイムでも時間をかけてシートベルト&バックマウントを耐えきったアルビナは、自ら選択したスパイダーウェブから腕十字を短時間で逃げられ、3本目は極めるしか勝利はなかった状況でバックマウントを選択したが胸を合わされ──エスケープタイム圧倒したアラルコンの優勝が決まった。

「いろんな人の支えがあって。ハードトレーニングを続けることができた。スタミナもあったし、打撃でも他の選手を上回っていた。次? IBJJFで道着柔術でも世界を目指す」とコンバット柔術世界バンタム王者は語った。


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